サイトが成長して「共用レンタルサーバでは物足りない!」と感じたら、VPSに切り替えるのが自然な流れですね。しかしVPSだからと言って必ずしもハイスペックとは限りません。ただ単に高い料金を請求するためにVPSと宣伝しているプロバイダもあるので注意が必要です。VPSは専用サーバよりも低価格で、読み込みが速く、安定性とカスタマイズ性が高いのが特長なのですが、実際には必ずしも高性能とは限りません。性能はプロバイダによって大きく異なるからです。
レンタルサーバのプロバイダは何らかのVPSサービスを提供していることが多いのですが、サービス内容が同じに見えることも稀ではありません。残念ながら、サーバインフラに関する情報を必ず公開しているわけではないため、「高価格なVPSプランに加入したのに性能は共用レンタルサーバとほとんど同じだった…」と泣き寝入りすることもあります。
そこで、安定性の高いおすすめのVPSをご紹介するため、当サイトの専門チームが数十社のVPSを詳しく検証しました。サーバのインフラやパフォーマンス、カスタマーサポートなど、あらゆる観点から調査しました。さっそく結果を見てみましょう!
お急ぎですか? 2022年におすすめのVPSはこちらです!
- Kamatera:安定性の高い最先端のクラウドインフラと優れたテクニカルサポートが魅力。
- FastComet:フルマネージドVPS。共用レンタルサーバからアップグレードしたい初心者にピッタリ。
- Hostinger:一番安いセルフマネージドVPSプラン。上級ユーザーに最適。
他にも5つのサービスをご紹介 | 比較表 | よくある質問
おすすめのVPSの評価項目
VPSは共用レンタルサーバより高価格ですから、それなりのサービスを期待したいですね。そこで、この記事では以下の評価項目をすべて(またはほとんどすべて)満たしたサービスを厳選しました。
- 高性能サーバ
vCPUのコアが多くても、プロセッサが古ければ高いパフォーマンスは期待できません。そこで、インフラを定期的にアップデートし、優秀な速度と稼働率を維持しているプロバイダを厳選しました。 - ハイスペック
性能が悪いVPSだと、共用レンタルサーバとパフォーマンスはほとんど同じということもあります。パフォーマンスを大幅にアップグレードするには、vCPUは少なくとも1コア、メモリ(RAM)は2GB必要です。この記事ではハイスペックのVPSだけをご紹介します。 - 自在にサーバを操作できる
VPSは要件に応じてサーバを構成できる必要があります。SSHに対応しており、VM(仮想マシン)を自由自在に操作できるVPSだけをご紹介しています。 - 拡張も簡単
スペックをアップグレードしたい場合、この記事でご紹介しているVPSならCPUコア、メモリ、ストレージ、回線などを素早く追加できます。また、リソースが必要なくなったら、スケールダウンも簡単です。 - サーバーの構成をサポート
VPSは、サーバの構成が完了すれば比較的使いやすいのですが、Linuxに詳しくない人にとって構成は難易度が高い作業です。この記事でご紹介している一部のサービスは、マネージドVPSサービスで使い始めの作業をサポートしてくれます。 - コストパフォーマンス
低価格なVPSは魅力的ですが、アクセス量が急増したときにサイトが止まってしまったら困りますね。安いだけでなく、安定性、豊富なリソース、機能性なども大満足なプロバイダを厳選しました(驚くほど低価格なサービスもあります)。
1. Kamatera :高性能ハードウェアとカスタマイズ性に優れたクラウドVPS
Kamateraは最先端のクラウドVPSソリューションを低価格で提供しているサービスです。すでにご存じだと思いますが、クラウドは本当に素晴らしい技術ですね。安定していて、容易にスケールアップできますが、高価格なのが欠点です。クラウドだというだけでコストを吊り上げているホスティング企業が多いですが、Kamateraはそうではありません。
KamateraはVPSのコストを低価格に抑えつつ、最新のインフラを提供しているのです。また、サーバのカスタマイズ性が高いため、CPU、メモリ、ストレージ、回線を必要な分だけ確保できます。あらかじめ指定された構成で使用する必要はありません。さらに、月払い、年払いではなく時間単位で支払えるのもお得です。

ただし、初心者にとってKamateraは難易度が高いサービスです。コマンドラインでVPSを開始する必要がありますが、利用開始に役立つサーバイメージが何十種類用意されているので経験豊富な管理者には使いやすいでしょう。Linuxが得意な方や、Linuxについて学ぶ気があれば問題ないはずです。
そうでない場合、アドオンとしてマネージドサービスを購入しなければインフラを最大限に活用することは難しいと思います。アドオンは追加料金がかかります。
特長:
- 無料トライアル
Kamateraは30日間無料トライアルがあり、100ドル相当の仕様を試してみることができます。お金を払ってでも利用し続けたいと思ったら、トライアルが終了した後も同じ仕様を使い続けられます。 - 負荷分散
クラウド型ロードバランサは、受信したすべての通信を複数のバックエンドサーバに分散させる仕組みのことで、VPSへのサーバを軽減し、システム障害を防止できます。 - ファイアウォールを搭載
Kamateraでは、すべてのVPSに独自のクラウドファイアウォールを提供しています。ユーザー自身がファイアウォールをセットアップする必要はありませんが、サーバのセキュリティ対策は自己責任です。 - マネージドサービス
KamateraのBasicプランまたはExtendedサービスを選んだかによってサポート内容は異なりますが、バックエンドの管理を任せられます。サーバの台数ごとに月額料金が固定されていますから、vCPUが32コア以上の大規模な構成の場合に有利です。小規模なVPSだとあまりお得とは言えません。
同僚がKamateraを試したところ、素晴らしい結果となりました。詳しくは完全レビューをご覧ください。
vCPUコア | 1~104コア |
メモリ | 1GB~512GB |
データセンター | アメリカ、カナダ、オランダ、ドイツ、イギリス、香港、イスラエル |
マネージドサポート | ○ |
無料トライアル | 30日間 |
最低価格 | $4.00 |
2. FastComet:世界各国にデータセンターがあるマネージドVPS
「システム管理は得意じゃないけど、サイトにアクセス数が殺到していてVPSにアップグレードしなければならない!」という状況を考えてみましょう。安くてセルフマネージドサービスを利用することもできますが、サーバを正しく設定しなければ以前よりパフォーマンスが悪くなってしまう恐れもあります。そんな時、FastCometなら安心です。FastCometのフルマネージドクラウドVPSなら、テクニカルサポートがサーバ管理を代行してくれます。

FastCometはKamateraより高価格ですが、サポートは競合他社より圧倒的に優れています。サーバの初期設定だけでなく、何かインストールしたい時にはテクニカルサポートが代行してくれます。また、システム障害はいつか必ず起きるものですが、FastCometなら安心です。トラブルがあってもサポートにすべて任せられるので、慌てる必要はありません。
プランの価格にはcPanelのライセンスも含まれていますから、全体を見るとコストパフォーマンスは良いと言えます。ちなみに、cPanelは日本語で表示できます。Kamateraと同様、FastCometはアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど、世界各国に多数のデータセンターが立地しているため、サイトの利用者がどこにいてもFastCometなら最高のパフォーマンスとなります。 パフォーマンステストも好成績です。詳しくは完全レビューをご覧ください。
特長:
- cPanelとSoftaculous
コントロールパネルのライセンスを購入しなければならないVPSサービスがほとんどですが、FastCometのプランにはcPanelが無料で含まれています。また、Softaculousもプランに付帯するようサポートにお願いすることもできます。WordPressなどのスクリプトを簡単にインストールでき、とても便利です。 - Cloudflare CDNとの統合
Cloudflareを導入すると、世界中のユーザーがサイトを素早く読み込めるようになりますが、サーバにインストールするのが難しいことが欠点です。FastCometだとCDNはcPanelのダッシュボードに組み込まれているので、簡単に有効化できます。 - ModSecurity
ModSecurityというWAF(Web Application Firewall・ウェブアプリケーションファイアウォール)も、VPSの管理にとても役立ちます。FastCometはセキュリティ対策をほとんどすべて代行してくれますが、好みに応じて設定をカスタマイズすることもできます。 - 自動バックアップ
FastCometはサーバのスナップショットを毎日保存してくれますが、サイト外に保存するには追加料金がかかります。しかし、サーバの前バージョンを復元しなければならない時に役立ちますから、ないよりはましでしょう。
vCPUコア | 1~6コア |
メモリ | 2GB~16GB |
データセンター | 日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、インド、シンガポール、オーストラリア |
マネージドサポート | フルマネージド |
無料トライアル | 7日間
(返金保証) |
最低価格 | $47.95 |
3. Hostinger :上級ユーザー向けのとても低価格なマネージドVPS
Hostingerはパフォーマンスを妥協せず、とても安いホスティングサービスを提供していることで有名ですが、VPSプランも同様です。共用レンタルサーバからVPSへのアップグレードはとても低価格ですが、セルフマネージドなのでサーバ管理はほとんどすべて自己責任となります。

サーバOSに詳しく、コストを節約したい方にはHostingerがピッタリかもしれません。テクニカルサポートは24時間年中無休で対応しており、どんなに技術的な質問でもしっかり答えてくれます。VPSの初期設定やソフトウェアのアップデートなどを代行してくれるわけではありませんが、その方法を教えてくれます。
また、サーバ障害が起きた場合、Hostingerのスタッフはサーバの復旧をサポートしてくれます。とても安いサービスですから、悪くないでしょう。
特長:
- OSが選べる
CentOS、Ubuntu、Debian、Fedora、Suse、Windowsなどから選ぶことができ、いずれもテンプレートから簡単にインストールできます。ただし、Windowsを使いたい場合はライセンス料がかかります。 - 充実したコントロールパネル
数種類のコントロールパネルから選べるホスティングサービスがほとんどですが、Hostingerは一歩先を行っています。従来的なcPanelとWHMを選ぶこともできますが、無料コントロールパネルを使いたい場合は、Plesk(日本語に対応)、Webmin(インターフェースの51%が日本語に対応)、Webuzo、CyberPanel(日本語に対応)なども利用できます。 - 専用IP
専用IPがあればSEOに有利ですし、メールアカウントがブラックリストに登録されてしまうリスクが下がります。数多くのメールマーケティングキャンペーンを行う場合に特に役立ちます。 - テクニカルガイドが豊富
HostingerはVPSの構成に役立つチュートリアルをたくさん用意しています。ただし、コマンドラインの予備知識が必要です。
Hostingerについて詳しくは完全レビューをご覧ください。
vCPUコア | 1~8コア |
メモリ | 1GB~8GB |
データセンター | アメリカ、ブラジル、イギリス、オランダ、リトアニア、シンガポール、インドネシア |
マネージドサポート | セルフマネージド |
無料トライアル | 30日間
(返金保証) |
最低価格 | $2.99 |
4. Liquid Web :ルートアクセスが可能なフルマネージドVPS
Liquid Webは、柔軟でフルマネージドなのでバランスの良いサービスです。他のVPSよりはやや高価格ですが、サーバを自由自在に操作でき、使いやすさも妥協していません。
Liquid Webはフルマネージドサービスなので、サーバの構成からメンテナンスまで、すべてを代行してくれます。自分で行うこともできますが、サポートが必要な時には気軽にお願いできるのが頼もしいですね。このプラットフォームをテストしている時、何度もサポートに問い合わせたのですが、必ず親切に回答してくれました。

パフォーマンスに関してLiquid Webは稼働率が安定して高く、読み込み速度も速い実績があります。私がテストしたVPSの中で最速のサービスの1つで(Kamateraよりわずかに遅い程度でした)、リソースが充実しているのでしばらくは専用サーバにアップグレードしなくて済むはずです。
Liquid Webについて詳しくは完全レビューをご覧ください。特長:
- プレミアムコントロールパネル
cPanel、Plesk、InterWorxに対応していますが、VPSプランにライセンスは含まれていません。しかし、InterWorxはとても低価格ですし、作成できるサイト数は無制限です。 - 無料でサイト移転
他のコントロールパネルから移行する場合もLiquid Webなら停止時間を最小限に抑えてサイトの移行をサポートしてくれます。また、移行後はテクニカルサポートが正しく動作するか確認してくれます。 - セキュリティ対策はおまかせ
全プランにファイアウォールとDDoS対策が付帯しています。また、サイト上で支払いに対応したい場合、Liquid WebにPCIコンプライアンスに関してサポートしてもらえます。 - サーバの監視
他社の場合、ユーザー自身がサーバ障害について問い合わせなければ対応してくれませんが、Liquid Webはサーバを常時監視しており、トラブルがあった場合は積極的に対応してくれます。
vCPUコア | 2~8コア |
メモリ | 2GB~16GB |
データセンター | 米国、オランダ |
マネージドサポート | フルマネージド |
無料トライアル | ✘ |
最低価格 | $15.00 |
5. InMotion Hosting :アメリカのマネージド・セルフマネージドVPS
InMotion Hostingは、どんなニーズにも応える多目的なサービスです。コストを最小限に抑えたい場合はInMotionのセルフマネージドクラウドサーバをご検討ください。ただし、クラウドVPSプランにはダッシュボードが含まれていませんから、管理・構成はすべてコマンドラインで行う必要があります。また、マネージドVPSプランを選ぶこともできます。

InMotion Hostingのマネージドサーバは専門知識がなくてもかなり簡単に使い始められます。cPanelやWHM、Softaculous、InMotionのBoldGridというWordPress向けサイトビルダーはすべて初期費用に含まれています。サーバのセットアップが完了したら普通の共用レンタルサーバを同じくらい使いやすいのが特長です。
ただし、InMotion HostingのマネージドVPSは比較的高価格だということに注意しましょう。コストパフォーマンスが高いのでお金の余裕がある場合は検討する価値がありますが、そうでなければInMotionより安いサービスを選ぶと良いでしょう。
特長:
- 初期設定をサポート
InMotion Hostingのシステム管理者が2時間対応してくれるので、サーバの初期設定と最適化をサポートしてもらえます。また、すでにサイトが用意されている場合はプロに移転を代行してもらえます。 - UltraStackインフラストラクチャ
マネージドサーバは読み込み速度を高速化するため、Nginx、Brotli圧縮、および数層のキャッシュが設定済みです。自分でキャッシュを構成する必要がないのはとても魅力的です。 - バースト可能なメモリ
アクセス数が急増した場合、普段VPSに割り当てられているより多くのメモリを使用できます。通信量が増えてもサイトが止まってしまうことはなく、コストもそのままです。一時的なアクセス数の急増に耐えられますが、継続してアクセス数が多い場合はアップグレードが必要になります。 - 90日返金保証
無料トライアルではありませんが、長期的に試せるのが良いでしょう。InMotion HostingのVPSを約3か月間試した後に解約して全額を返金してもらえます。
InMotion Hostingの機能や性能について詳しくは完全レビューをご覧ください.
vCPUコア | 1~8コア |
メモリ | 1GB~32GB |
データセンター | アメリカ |
マネージドサポート | ○ |
無料トライアル | 90日間
(返金保証) |
最低価格 | $24.99 |
6. A2 Hosting :アクセス量に合わせて柔軟に対応できるVPS
InMotionと同様、A2 Hostingはマネージドやセルフマネージドなど幅広いVPSプランを提供しています。ただし、ホームページの表記は少し分かりにくいと思います。Lift、Mach、Runway、Supersonicなど多数のプランがあるので簡単にご説明しましょう。

A2 HostingのマネージドVPSプランはLiftとMachプランという名前です。プランにはcPanelのライセンスとサーバ設定のサポートが含まれているため、コストは高めです。比較的小規模なサイトであれば、Liftプランが良いでしょう。しかし、ハイスペックなプランが必要ならMachの方がvCPUのコアあたりのメモリが多く、A2 Hostingのよりパワフルなターボサーバも利用できます。
RunwayプランとSupersonicプランはセルフマネージドVPSプランです。マネージドプランより低価格ですが、cPanelのライセンスは含まれていませんし、サーバの構成も自己責任となります。Supersonicプランはマネージドプランと同様、vCPUのコア数と1コアあたりのメモリが多く、ターボサーバも利用できます。
ニーズに合わせて最適なプランを選べるようになっています。小規模なECサイトでも、大規模でアクセス量の多いブログでも、サーバ管理に自信がなくても、最適なプランが見つかるはずです。
A2 Hostingについて詳しくは完全レビューをご覧ください。
特長:
- ターボサーバにアップグレード可能
A2 Hostingのターボサーバはより高速なNMVeドライブが付帯しており、WebSocket構成が簡単で、ESI(Edge Side Includes)に対応しています。マネージドターボサーバは、LiteSpeedとLiteSpeed Cacheも利用できます。 - キャッシュ機能を搭載
LiftプランとMachプランのサーバにはAPC、OPcache、Memcachedが設定済みです。特にPHPベースのサイトに役立ちます。 - セキュリティ機能を搭載
マネージドサーバとセルフマネージドサーバの両方で強化されたDDoS対策が利用できます。マネージドプランには、2層型ファイアウォール、マルウェアスキャナ、ソフトウェアの自動アップデートなども含まれます。 - いつでも返金保証
最初の30日間が過ぎた後にA2 Hostingを解約したいと思った場合も返金を請求できます。全額を返金してもらえるわけではありませんが、中途解約が可能なので未使用分の料金を返金してもらえます。
vCPUコア | 1~8コア |
メモリ | 1GB~32GB |
データセンター | アメリカ、オランダ、シンガポール |
マネージドサポート | ○ |
無料トライアル | 30日間
(返金保証) |
最低価格 | $6.59 |
7. InterServer :上級ユーザー向けの安くて安定したVPS
InterServerは、速度とコストの面で最も優れたVPSの1つです。初期費用はHostingerとA2 Hostingの方がわずかに安いのですが、契約の更新料金が最もお得なのはInterServerです。さらに、VPSスライスを4つ以上(vCPUを4コア、メモリを8GB)購入すると、マネージドサポートが無料となります。

しかし、初心者にInterServerはおすすめしません。InterServerのインターフェースは古い印象で分かりにくく、きれいではありません。ノウハウがあれば使いやすいと思いますが、初めてVPSを利用する場合はサポートが必要になるでしょう。
InterServerのカスタマーサポートは24時間年中無休で対応していますが、日本語で質問することはできません(サポートは英語のみ)。また、簡単なトラブルでも解決するのに数時間かかることがあり、VPSプランでマネージドサポートを選ばなかった場合は時間がかかってしまいます。InterServerは低価格で高パフォーマンスなのが良いですが、技術的知識がなければ避けるべきです。
特長:
- Webuzoコントロールパネル
WebuzoはすべてのVPSプランに無料で利用できます。サーバやCMS、フレームワークの依存関係を素早く設定するのに役立ちます。ただし、コントロールパネルはシングルユーザーモードでしか利用できません。 - 可用性が高い
サーバが停止した場合、訪問者は別の場所でホスティングされている仮想マシンのサイトのコピーにリダイレクトされます。InterServerが故障を復旧している間もサイトやアプリは可用の状態を維持できるわけです。 - 遠隔バックアップが安い
オフサイトに自動バックアップを保存するのはInterServerの方が競合他社より低価格です。また、手動でバックアップを作成し、PCにダウンロードすることもできます。 - 更新価格が安い
「初期価格がかなり安いのに、契約の更新料金が驚くほど高い!」ということは稀ではありませんが、InterServerは違います。加入時も更新時も料金は同じです。
InterServerの機能や特長について詳しくは完全レビューをご覧ください。
vCPUコア | 1~16コア |
メモリ | 2GB~32GB |
データセンター | アメリカ |
マネージドサポート | ○ |
無料トライアル | ✗ |
最低価格 | $6.00 |
8. Scala Hosting :手頃な価格のマネージドVPS。初心者にピッタリ
Scala Hostingはかなり安いのでセルフマネージドVPSだと思うかもしれません。Scala Hostingはセルフマネージドサーバも提供していますが、実は一番安いVPSプランはマネージドサービスです。他のVPSと比べてもかなり安いのです。なぜここまで安いのでしょうか?

マネージドサーバはあまり柔軟ではないという欠点があります。VPSのCPU、メモリ、ストレージは必要に応じてカスタマイズできますが、cPanelは利用できません。Scala Hostingが独自に提供しているSPanelを使用すれば節約できますが、SPanelは今のところ英語とブルガリア語でしか利用できません。
日本語では利用できませんが、検討する価値がないわけではありません。cPanelの全機能をSpanelで利用できるわけではありませんが、初心者が必要な機能はすべてそろっていますし、操作も簡単です。プランにはSoftaculousのプレミアムライセンスが含まれており、OpenLiteSpeedも利用できます(ただし追加料金を払わなければLiteSpeedしかインストールできません)。「通信量が中くらいのWordPressサイトを運営したい、今後通信量が増えるかもしれない」という方はこのプランが良いと思います。
特長:
- WordPressに対応
Scala HostingのSWordPress Managerはとても便利なツールです。サイトのステージング環境が利用でき、バックアップ・復元もできますから、サイトの変更内容をテストできます。 - 無料ドメインと専用IP
Scala HostingのマネージドVPSプランで無料ドメインと専用IPが利用できます。さらに、ドメイン登録もScala Hostingで行えば、サーバのセットアップが自動で行われます。 - Node.jsに対応
デベロッパーであれば、ほとんどのプロバイダではセルフマネージドVPSでしかNode.jsが利用できないことをご存じでしょう。Scala Hostingは例外です。Scala HostingはマネージドVPSもNode.jsに完全対応しています。カスタマーサポートに問い合わせてセットアップを助けてもらうこともできます。 - SShieldセキュリティ
サーバへの悪質な攻撃を防止するための、AIによる自動化されたセキュリティサービスで、バックグラウンドで動作します。SShieldはすべてのマネージドVPSプランで無料で利用できます。
Scala Hostingの機能について詳しくは完全レビューをご覧ください。
vCPUコア | 1~24コア |
メモリ | 2GB~128GB |
データセンター | アメリカ、ブルガリア、ロンドン、アムステルダム、サンフランシスコ、フランクフルト、シンガポール、トロント、バンガロール |
マネージドサポート | フルマネージド |
無料トライアル | 30日間
(返金保証) |
最低価格 | $14.95 |
あなたに最適なVPSは?
この記事ではパフォーマンスが最高で、信頼できるVPSだけを厳選しました。どれを選んでも不満は感じないはずです。しかし、初心者向けのサービスもあれば、サーバ操作の自由度が高い上級ユーザー向けのサービスもあります。また、安くてプランの内容があまり充実していないもの、高価格でボーナス機能が多いものもあります。
「どれを選んだらよいか分からない!」とお困りの方のために、ニーズ別におすすめのサービスをまとめました。
Kamateraは、総合的に最高の多目的VPSで、サーバ設定の仕方を知っている方におすすめです。一番安いサービスではありませんが、パフォーマンスと安定性は最高です。
VPSを初めて利用する方にはFastCometのフルマネージドVPSが良いでしょう。世界中どこでも優れたパフォーマンスが期待でき、分からないことはサポートチームがしっかり助けてくれます。
できるだけ安く、速度と稼働率が安定しているサービスが良い方はHostingerまたはInterServerをご検討ください。どちらも格安で、上級ユーザー向けです。ニーズに合わせてVPSを構成できる自由度の高いプランを利用できます。
注目ポイント | 無料トライアル | マネージドサポート | 最低価格 | ||
Kamatera | 最先端の高性能サーバ | 30日間 | ○ | $4.00 | |
FastComet | マネージドサポートが優秀 | 7日間
(返金保証) |
フルマネージド | $47.95 | |
Hostinger | 初期費用が圧倒的に安い | 30日間
(返金保証) |
セルフマネージド | $2.99 | |
Liquid Web | マネージドVPSの自由度が高い | ✘ | フルマネージド | $15.00 | |
InMotion Hosting | アメリカでのパフォーマンスが最高 | 90日間
(返金保証 |
○ | $24.99 | |
A2 Hosting | マネージドサーバとセルフマネージドサーバの自由度が高い | 30日間
(返金保証) |
○ | $6.59 | |
InterServer | Webuzoに対応した低価格VPS | ✘ | ○ | $6.00 | |
Scala Hosting | マネージドVPSプランは手頃な価格で、初心者でも簡単に使いこなせるコントロールパネル付き | 30日間
(返金保証) |
フルマネージド | $14.95 |
よくある質問
おすすめのVPSプロバイダは?ニーズを検討して選びましょう。おすすめのVPSはいくつかありますが、Kamateraは業界で最も信頼性の高いVPSを提供しています。妥当な価格でカスタマーサポートも優秀ですし、最先端のハードウェアで圧倒的なパフォーマンスです。 しかしKamateraは初心者向けではありませんし、マネージドサポートは追加料金がかかります。FastCometはややコストが高めですが、サーバの設定やメンテナンスはテクニカルサポートが代行してくれます。 他にもおすすめのVPSはたくさんあります。詳しくは 2022年におすすめのVPS をご覧ください。VPSのコストはどれくらい?一般的に、VPSは共用レンタルサーバより高価格ですが、手頃な価格で利用できるVPSもあります。中小規模のサイト向けに十分なスペックを備えたエントリープランを用意しているVPSもあるのです。 その例としてHostingerやInterServerが挙げられますが、サービスを最大限活用するにはサーバ管理のノウハウがある程度必要です。また、Scala Hostingはとても手頃な価格のマネージドVPSプランを提供しており、初心者でも使いこなせます。 ご加入いただく前に クーポンページでお得な情報をご覧ください。無料で使えるVPSはありますか?残念ながらありません。当サイトの調査チームが数か月かけて調査したのですが、無料で安定したパフォーマンスのVPSはありませんでした。詐欺と言えるほどひどいプランはたくさんありましたが、おすすめできる無料VPSはなかったのです。しかし、無料トライアルがあるおすすめのVPSはいくつかあります。VPSで必要なメモリの目安は?ニーズによります。アクセス数が少ない小規模なサイトであれば、メモリは2GBで十分でしょう。しかし、毎月100万件以上のアクセス数を誇る大規模なサイトを運営している場合、8GB~16GB程度、またはそれ以上必要となります。ここまでアクセス数が多いと、メモリだけでなくCPUの処理能力やキャッシュ技術も重要です。 必要なスペックを見極めるためには、現段階でのCPUとメモリの使用量をモニタリングし、これからサイトがどのように成長していくか予想して判断すると良いでしょう。また、VPSの多くは素早くスケールアップ・スケールダウンできますから、必要に応じてメモリを増やしたり減らしたりできます。