Vistaprint 評判 2024年│無料ですが重大なデメリットあり

良いですが、素晴らしくはありませんし必ずしも無料なわけでもありません

インターネットが発明されてからと言ったら大げさかもしれませんが、Vistaprintはかなり前から色々なマーケティング商品や販促物をオンデマンド印刷していることで有名な会社です。Vistaprintの無料ロゴメーカーを使えば新しくロゴをデザインして同じ画面でプロモーション商品に印刷してもらうことができます。さらに、ウェブサイトビルダーもあります。

詳しく見ていく前に、デメリットを指摘しておきましょう。Vistaprintでデザインしたロゴは、商品に印刷した場合のみ無料です。印刷以外の目的で使用するためにロゴファイルをダウンロードするためには料金が掛かります（価格は後ほどご説明します）。

オランダの会社であるVistaprintのサイトは以下の15以上の言語で表示できます。

残念ながら、ロゴデザインに特殊文字は使用できません。ñやćなどのラテン系の特殊文字にも対応していないのです。ルーマニア語、スペイン語、日本語、ドイツ語などを試してみたのですが、すべてエラーが表示されてしまいました。Vistaprintのサポートに問い合わせたところ、その言語専用のキーボードで入力した場合は特殊文字は使用できるそうです。これが本当だとしたらかなり変ですが、どちらにしても私は専用のキーボードがないので本当か確認することはできませんでした。

追記：編集者の私はキーボードがあるのですが、特殊文字は使用できませんでした。はてなマークとしてロゴに表示されたからです。

結局ロゴにお金を払うなら Fiverrでプロのデザイナーに依頼した方が良いでしょう。5ドルからカスタムロゴをデザインしてもらえるからです。日本語のロゴをデザインできるデザイナーは簡単に見つけられるはずです。

Features and Ease of Use

ロゴテンプレートはまあまあ。カスタマイズオプションは比較的良い

Vistaprintのロゴメーカーはストックロゴテンプレートのライブラリを提供しています。利用者は皆同じテンプレートを利用することになりますから、あなたのビジネスのニーズをしっかり理解してくれるプラットフォームだとは言えませんね。それでも、素早く利用を開始できるのは良いでしょう。会社名とキャッチコピーを入力すれば、色々なロゴオプションが表示されます。さらに、ロゴのスタイルから絞り込むことも可能です。「伝統的」、「エレガント」、「レトロ」などの項目があります。

デメリットは、かなり関係のないロゴも表示されることです。害虫駆除サービスなのにピアノのキーボードのロゴが表示されたのです。まったく関係ないですね。結果をピンポイントするなら絞り込みオプションを使って特定のアイコンを探したほうが良いでしょう。

こちらのスクリーンショットをご覧の通り、ロゴのテンプレートはまあまあです。最悪ではありませんが、ありきたりで少し時代遅れな印象です。また、テンプレートの総数は約120種類しかないのであまり充実していません。

印象に残るようなユニークなロゴが欲しいなら Wixロゴメーカーなどの質の良いツールをオススメします。AI技術を使って業種やスタイルの好みに応じてパーソナライズされたロゴを生成してくれます。また、Fiverrなら5ドルからプロのデザイナーにロゴをカスタムデザインしてもらうことができます。

これらのサービスのほかにも多数のロゴデザインサービスを比較した結果についてはロゴデザインサービス比較をご覧ください。同僚が大手ロゴデザインプラットフォームを試し、価値、質、使いやすさの面で分析しました。Website Planetの新しい公式ロゴを作成するために多数のロゴデザインサービスを試した結果をご覧ください。

ロゴを創造的にカスタマイズできます

満足できるようなロゴテンプレートを選んだ後は簡単な編集画面が表示されます。ドラッグアンドドロップインターフェイスは直感的で、とても分かりやすいと思います。オブジェクトを移動したりサイズを変えたり、回転するのは簡単です。

ドラッグアンドドロップエディタのほかにもVistaprintには2つの注目ポイントがあります。

• 1つのロゴにいくつでもアイコンを追加できるようです。（10個のアイコンを追加してみたのですが、それ以上追加できると思います）。
• テキストに関しては会社名とスローガン以外にも対応しています。ロゴに最大4つのテキストボックスを挿入できます。

もちろん、色やフォントの変更など、一般的なカスタマイゼーションも可能です。メニューや選択は普通だと思います。特に使いやすいというわけでも使いづらいわけでもありません。

素早くオーダーメイド印刷した販促物を注文可能

Vistaprintの主なサービスはオーダーメイド印刷ですから、ロゴメーカーに印刷オプションが統合されているのは当たり前ですね。ロゴをデザインできたらあらゆる販促物に印刷できます。以下はその一例です。

Vistaprintの商品にロゴを印刷しさえすればロゴ自体にはお金はかかりません。もちろん、商品を注文するのは有料です。さらに、ロゴファイル（PNG、JPGなど）は購入したときに含まれないので注意が必要です。ですからロゴ自体にお金を払うわけではありませんが、ロゴを取得するわけではないのです。

便利なファイルをダウンロードするのは有料

Vistaprintの商品に印刷したり他の場所でロゴを使用したい場合、Vistaprintにアカウント登録して（無料）、1回支払えばロゴをダウンロードできます。以下のファイル形式でロゴをゲットできます。

• 色々な大きさのPNGファイルが3種類
• ベクトル形式のPDFファイルが1種類

PDFはベクトルファイルですから、画質を失うことなく無限に拡大できます。つまり、どんな大きさでもロゴを印刷できるのです。さらに、個人目的または商業目的で自由に利用することもできます（ただし、Vistaprintのほかの利用者が同じテンプレートやアイコンを利用して似たようなデザインを制作できるため、ロゴを商標登録したり著作権で保護することは一般的に不可能です）。

Pricing and Support

ロゴは低価格ですが、無料ではありません

繰り返しますがVistaprintの「無料」ロゴメーカーのデメリットはロゴは本当の意味で無料ではないということです。商品に印刷したりロゴファイルをダウンロードしたりするのは有料だからです。高価格ではありませんが、無料ではありません。

支払い方法はVisa、マスターカード、アメリカンエキスプレス、ダイナーズクラブインターナショナル、ディスカバー、PayPalに対応しています。アメリカの利用者は小切手または郵便振替にも対応しています。

ここでもVistaprintの隠されたコストに注意しましょう。ロゴを購入した後に編集することができますが、新しいバージョンをダウンロードするにはもう一度支払わなくてはなりません。

カスタマーサポートオプションは豊富

ご覧の通り、Vistaprintのカスタマーサポートに問い合わせる方法は色々あります。電話やライブチャットは24時間ではないものの、長時間対応していますし、メールサポートは24時間週7日体制で対応しています。特殊文字やロゴの編集に関する質問をメールで聞いてみたところ、約束通り24時間以内に回答してくれました。

Vistaprintはカスタマーケアセンター（FAQページ）もありますが、ロゴメーカーに関する質問は掲載されていません。ロゴに関して質問したい場合はサポートに問い合わせるしかないでしょう。