Linuxレンタルサーバーでは何でもカスタマイズできますが、レンタルサーバーによってはやりにくくなっていることもあります。開発ツールが決め打ちだったり、gitやステージング環境がなかったり、PHPのサポート状況が不明だったり、上位プランに移行する場合に料金が大幅に跳ね上がることもあります。ひどいときには、「SSHアクセス」とプランでは謳っているのに、実際には高額なプランだけだったり、VPSにアップグレードしないといけなかったりします。
実際にサイトを構築し、実際の速度(TTFB、サーバーの応答時間)とそれぞれのプランで使える開発ツールを調査し、複数のLinuxレンタルサーバーを評価しました。また、バックアップオプション、サポート品質、そしてお試し期間や返金にかかる日数なども調査しました。
一番のおすすめLinuxレンタルサーバーでは、NVMe SSD、LiteSpeedやnginxサーバー、そしてロールバックできるステージング環境が、お手頃な価格で利用できます。サイトを拡大する必要があれば、完全なルート権限のあるVPSへのアップグレードパス、幅広いディストリビューションの選択肢、時間単位での従量課金制なども用意されています。
筆者の一番のおすすめはHostingerで、素早く簡単に、しかも割安な料金で、基本的なツールが揃ったLinuxで動くサイトを構築できます。けれども、完全な管理者権限と柔軟性を兼ね備えたVPSが最初から必要であれば、Kamateraがおすすめです。
まとめて言うと?2026年に一番のおすすめLinuxレンタルサーバーは以下のようになりました。
- Hostinger :LiteSpeedサーバー、NVMeストレージ、世界中に展開するデータセンターが使えて、速度とコストパフォーマンスのバランスが一番良いです。サイト移行は何回でも無料で、hPanelはGitと連携も可能なので、初心者に優しいながらも高性能。
- IONOS :複数のリージョンにサイトを同時展開でき、安定性重視。 どのプランでもSSH、SFTP、WP-CLIが使用可能で、NVMeストレージ、完全なroot権限、幅広いディストリビューションが選べるVPSへのアップグレードパスもあり。
- Kamatera :使っただけの料金で、自由にカスタマイズできるクラウドVPS。様々なディストリビューションを選べて、NVMe SANストレージ、Intel Xeon Ice Lakeが使える。有料マネージドサービスもあり。
Linuxレンタルサーバーで必要な機能
Linuxレンタルサーバープロバイダーを検証するにあたっては、サイトの応答速度、安定性、そして開発者のワークフローに関わる機能に焦点を絞りました。優先的に調査したのは以下のとおりです。
- パフォーマンスと信頼性。良好な応答速度と高い稼働率は、ユーザーの継続的な利用につながります。ウェブサイトがいつも遅く、しょっちゅう停止していれば、訪問者はすぐに離脱してしまい、二度と戻ってこないでしょう。この記事では高速で信頼性の高いレンタルサーバーをご紹介していきます。
- 優れたコストパフォーマンス。契約を更新すると料金が跳ね上がったり、リソースに制限がかかるようでは、料金が安くても意味がありません。透明性の高い料金体系、リソースが十分に割り当てられていること、そして安いプランでも使える機能について調べました。
- 開発者向けのツールと柔軟性。Linuxレンタルサーバーは、制限をなくすべきであって、制限をかけるべきではありません。この記事では、SSHでアクセスできるか、gitが使えるか、ステージング環境が利用できるか、VPSにはroot権限が与えられているか、ディストリビューションの選択肢は豊富に用意されているか、そしてコントロールパネルは多様なワークフローに対応しているか、こうした点を検証対象にしました。
- 強固なセキュリティ機能。Linuxは安全性が高いとされていますが、強固なセキュリティソリューションがなければ、リスクは解消されません。この記事では、サイトのセキュリティ対策が万全なホスティングサービスをご紹介します。

HostingerのLinuxレンタルサーバーは、もしかすると間違ってつけたのかと思ってしまう料金です。料金プランは月額数百円からですが、LiteSpeedサーバーが使えて、ストレージはNVMeで、世界中のデータセンターを選べます。こうした選択肢のおかげで、どのような訪問者を対象にしていても、素早くサイトを構築できます。とくに素晴らしいのは、初回契約時の超低価格が最長4年間継続するので、大幅に節約できます。
Hostingerの最大の強みは、サイト移行支援が無料で無制限に受けられることです。また、たとえサイト構築経験がなくても、Hostingerは使いやすいとすぐにわかるでしょう。独自開発のhPanelはgitと連携しているので、リポジトリーからコードを簡単に取得できます。Businessプランでは、WordPressのステージング環境が使えるので、 新しいバージョンのPHPや、プラグインの変更などを本番環境投入前に検証できます。
Hostingerの共用サーバープランでは、RedisとNode.jsはサポートされていませんし、マネージドCloudプランでもNode.jsはサポートされていませんので、ご注意ください。それでも、LiteSpeedとOPcacheによる最適化のおかげで、WordPressやDrupalといった、PHPベースのアプリケーションやCMSプラットフォームは問題なく快適に動作します。共用サーバーでは不十分になった場合でも、HostingerのVPSプランには完全なroot権限、NVMeストレージ、そして幅広いディストリビューションの選択肢があります。
機能
- すべてのプランでSSHとWP-CLIが利用可能。高度な管理作業もターミナルから直接実行できます:Composerの実行、gitリポジトリーの管理や、WP-CLIでプラグインとテーマを即座に更新など。
- サイト別のPHPバージョン。Hostingerでは、hPanelでPHPのバージョンをサイトごとに指定でき、さらにサブドメイン名やテストフォルダーでも別バージョンのPHPが使えますので、PHPのアップグレードも安心してテストできます。
- 任意のcronジョブの実行も自由自在。cronジョブを使うと、Linuxサーバー上でスクリプトやデータベースタスクの自動化も自由に設定できますし、HostingerのhPanelで簡単に実行日時を指定できます。
- セキュリティとCDNによる防御。標準のマルウェアスキャナーに加えて、HostingerのCDNでは「Under Attack」モード(Businessプラン以上限定)が利用でき、不審なトラフィックをサーバーに到達する前にブロックします。
詳しくは専門家によるHostingerのレビューをご覧ください。
| 基本プランで利用できるリソース | 3つのウェブサイト、20 GBのSSDストレージ、サイトごとに2つのメールアドレス |
|---|---|
| バックアップの頻度 | 週次、ただしBusiness以上のプランではオンデマンドバックアップあり |
| 日本語に対応した独自開発のコントロールパネル | ✔ |
| 日本語でのサポート | ライブチャット |
| 返金保証 | 30日間 |
| 最安プランの料金 | $2.49 |
2. IONOS: 複数のリージョンに冗長性を持ち、Linuxレンタルサーバーを二ヶ所のデータセンターに同時展開

IONOSのサーバーには、複数のリージョンに冗長性があるので、絶大な強靭性を実現しています。サイトを2ヶ所のデータセンターに展開できるので、あるデータセンターが落ちても、サイトは稼働し続けます。どのプランでもSSH、SFTP、WP-CLIが使えますので、コードの管理やスクリプトの実行に別途料金は発生しません。PHP 8.2とHTTP/2がデフォルトで使えますので、契約初日から開発を始められます。
もっとリソースが必要な場合なら、IONOSのVPSサービスが最もお手頃なアップグレードパスです。すべてのサーバーのストレージはNVMeで、完全なroot権限に加えて、ディストリビューションはAlmaLinux、Debian、Rocky、Ubuntuの中から選択できます。データセンターは米国、イギリス、ドイツ、フランス、スペインに設置され、SLAで99.99%の稼働率を保証しています。素早いロールバックにはスナップショットが使え、オプションでCloud Backup機能も使えます。
共用ホスティングの基本プランは、ストレージは10 GBでCPUにも制限がかかっているというやや控えめなプランですので、ご注意ください。けれども、数百円追加して、その次のプランにするとストレージは100 GBになり、構築できるサイト数も10サイトに増えます。共用ホスティングでは対応できなくなった場合でも、IONOSのVPSなら、完全なroot権限、ディストリビューションの選択肢、NVMeのストレージなど、任意のアプリケーションスタックが実行でき、とてもお手頃な料金になっています。
機能
- ワイルドカードSSL。サブドメインすべてを指定した証明書で、Linuxサーバー(共用サーバーおよびVPS)で構築したサイトをまとめて保護し、追加費用も発生しません。動的コンテンツや複数のサイトを保護する場合だと、コストの削減につながります。
- 日次バックアップと復旧。どの共用ホスティングプランでも、自動日次バックアップが使え、ワンクリックで復旧できますので、不要な変更をしてしまっても、追加費用を心配せず迅速に復旧できます。
- ファイアウォールルールでグローバルなDDoS保護。IONOSでは、VPSとクラウドサーバーを保護するネットワークが設置され、ユーザーが設定できるファイアウォールを利用できます。API、Node.jsなどの任意のサービスからなるアプリケーションスタックを、膨大なデータを送りつける攻撃から保護できます。
- 統合されたDNS管理。IONOSのコントロールパネルから、A、AAAA、MX、TXTX、SRVといったDNSレコードを直接管理できるので、Linuxで動作するアプリケーションやメールサーバーの設定はシンプルになり、サードパーティ製のツールと格闘する必要もありません。
詳しくはIONOSの徹底レビューをご覧ください。
| 基本プランで利用できるリソース | 1つのウェブサイト、10 GBのストレージ、1つのメールアドレス(メールボックスの容量は2 GB)、無料のワイルドカードSSL証明書 |
|---|---|
| バックアップの頻度 | 日次 |
| 返金保証 | 30日間 |
| 最安プランの料金 | $1.00 |

Kamateraの料金体系は、使用時間に応じた秒単位の従量課金制です。LinuxサーバーをテストやCIジョブの実行、急増するトラフィックへの対応といった目的で稼働させる場合に、大きなメリットになります。サーバーを起動して、1時間後にシャットダウンすれば、発生する料金は稼働していた1時間だけです。料金体系の中では一番柔軟性に優れていて、開発者やスタートアップ企業など、Linuxで短時間の処理を実行する場合に向いています。
また、思いのままにサーバーを設定できるという高い自由度も手に入ります。Linuxディストリビューションの選択肢は幅広く、Ubuntu、Debian、AlmaLinuxやRockyが選べますし、独自のISOイメージをアップロードして使うこともできます。ストレージはNVMeのSSDを使ったストレージエリアネットワーク上に構築され、1台のサーバーでは最高で16基のドライブをサポートし、データとログの分離などに使えます。Kamateraではこれを支えるハードウェアとして最新のIntel Xeon Ice Lakeを採用し、99.95%の稼働率を保証しています。
難点としては、Kamateraのサービスは原則としてセルフマネージドで、ソフトウェアのアップグレードやセキュリティはユーザーの責任になるという点が挙げられます。こうした作業を委託するには、初回のセットアップ時にマネージドサービスを追加します。日次バックアップとマネージドサービスによる組み合わせで、Linuxの柔軟性を活用しながら、日常的な管理作業はKamateraに任せられます。
機能
- 選べるCPUタイプ。 選択できるタイプにはAvailability、General Purpose、Burstable、Dedicatedがあり、Linuxサーバーの役割に応じてパフォーマンスとコストのバランスを実現できます。
- クラウドファイアウォールアドオン。標準のファイアウォールでは不十分な場合に、クラウドファイアウォールを有料のアドオンとして追加できます。導入すると、不正侵入検知と不正侵入防御、DDoSとマルウェア保護、アプリケーションレベルのフィルタリングが可能になります。
- 選べるトラフィックモデル。月間転送量は一部のリージョンを除いて5 TBで(香港、シドニー、東京、およびシンガポールは1 TB)、超過分は別途料金が発生します。転送量に制限のない50 Mbpsの専用回線も選べます。
- グローバルに展開したデータセンター。米国、ヨーロッパ、(東京を含む)アジア、中東などの複数のリージョンに同時デプロイが可能で、レイテンシーの短縮を実現します。
詳しくはKamateraの完全レビューをご覧ください。
| 基本プランで利用できるリソース | 1 GBメモリー、1つの仮想CPU、20 GBのSSDストレージ、5 TBの月間転送量 |
|---|---|
| バックアップの頻度 | 日次(保存世代は14日分)ただし、バックアップは有料オプション |
| 返金保証 | ✘ (およそ15,500円相当にあたる30日間のお試し期間あり) |
| 最安プランの料金 | $4.00 |

SiteGroundは速度を最重要視した構成になっています。どのプランを選んでも、Google Cloud上で動作するNGINXでは、デフォルトで動的コンテンツキャッシュが有効になっています。さらに、サーバーの応答時間を大幅に短縮するUltrafast PHPも使えます。また、デフォルトでBrotliとHTTP/3が使えるので、どのような負荷状況でも、Linuxのアプリケーションはコンテンツを高速に配信できます。
VPSにアップグレードしなくても、様々な開発ツールが標準で利用できます。SSHとSFTPはすべてのプランで利用できますので、ターミナルでWP-CLIやComposerを実行できます。GrowBigとGoGeekを使うと1クリックでステージング環境が構築でき、GoGeekはバージョンコントロールにGitが使えます。
速度と同様にセキュリティも確保されています。SiteGroundのAIは、ウェブサイトに到達する前の段階でブルートフォース攻撃をブロックできますし、自社で提供しているCDNには、DDoSに対応できる「Under Attack」モードがあります。ただ難点として、ストレージの容量が少ない(StartUpプランでは10 GB、GrowBigプランでは20 GB)というのがありますが、30世代まで保管できる日次バックアップとプレミアムキャッシュ機能が利用できます。ですので、ストレージ容量がの少なさもあまり気にならないでしょう。
機能
- 独自開発のSite Toolsコントロールパネル。SiteGroundは独自開発したコントロールパネルでcPanelををリプレイスし、ファイルマネージャー、DNSエディター、そしてLinuxに特化したPHPのバージョン管理機能を提供しています。
- 無料のワイルドカードSSL証明書。サブドメインすべてを指定した証明書で、Linuxサーバーで構築したサイトをサブドメインでまとめて保護し、追加費用も発生しませんので、複数のサイトを運営したり、ステージング環境がある場合に便利です。
- オンデマンドバックアップ。GrowBig以上のプランでは、アップデートの前に手動でバックアップを作成できます(30世代の制限には含まれません)ので、Linuxアプリケーションをテストする場合のロールバックが容易になります。
- DNSとメール管理が標準装備。サードパーティーのサービスを使わずに、Site Toolsから直接DNSレコードとメールアカウントの管理ができます。
詳しくは、SiteGroundの徹底レビューをご覧ください。
| 基本プランで利用できるリソース | 1つのウェブサイト、10 GBのストレージ、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)、メール移行ツール、無制限のメールアカウント |
|---|---|
| バックアップの頻度 | 日次 |
| 返金保証 | 30日間 |
| 最安プランの料金 | $1.99 |
5. HostArmada:サーバー負荷が低く、安定した性能を実現したLinuxレンタルサーバー

HostArmadaの特徴は、サーバーに収容するユーザー数を低く抑えている点です。ユーザー数を抑えているということは、たとえ同じサーバーに収容されているサイトにトラフィックが急増した場合でも、Linuxサーバーは安定してCPUやメモリ資源を利用できるということです。どのプランを選んでも、ストレージはNVMeで、Start Dockプランでは15 GB、Speed Reaperプランでは、日次オフサイトバックアップが利用でき、バックアップの世代数は21世代になります。
開発者向けには、どのプランにもSSHアクセス、cPanelでGitによるバージョン管理(日本語対応済み)、およびSoftaculousを使用したステージング環境などが含まれています。ディレクトリごとに複数のPHPバージョンを構成できるので、本番環境に影響を与えずにPHPのバージョン8.3を試すといったこともできます。中間のプランや上位プランは、構築できるサイト数が無制限になりますので、VPSにアップグレードしなくても複数のLinuxサイトが運営できます。
難点としては、HostArmadaの下位プランだと、NGINXのサーバーレベルキャッシュが静的コンテンツに限定される点が挙げられます。LiteSpeedのLSCacheが使えるのはSpeedReaperプランのみで、静的コンテンツと動的コンテンツの両方をキャッシュできます。価格差は控えめに抑えられていて、NVMeストレージが40 GBになり、CPUとメモリ資源が増え、バックアップの世代数が21世代に増えます。
機能
- 共用サーバーとVPSに含まれるImunify360。この機能は、マルウェアのリアルタイムスキャン、ルールベースのアプリケーションファイアウォール(WAF)、および仮想パッチを追加し、Linux環境を保護します。
- どのプランでもウェブサイトの移行が無料。HostArmadaでは、サイトの移行が5サイトまで無料で、ファイル、データベース、およびメールアカウントを移行してくれます。
- メールアカウントは無制限。複数のドメインでも、メールアカウント数は無制限ですので、中小企業でLinuxサーバーを使うならうれしい機能です。
- 世界中23ヶ所から選べるデータセンター。対象とするサービス利用者に近いデータセンターにLinuxサイトをデプロイでき、選べるデータセンターは米国、ヨーロッパ、アジア太平洋(11ヶ所以上、どのホスティング形式にも対応したデータセンターが大阪に1ヶ所、VPSとDedicated CPUホスティングにのみ対応したデータセンターが東京に1ヶ所)に加えて、VPSとDedicated CPUプランには他のオプションもあります。
詳しくは HostArmadaの完全レビューをご覧ください。
| 基本プランで利用できるリソース | 1つのウェブサイト、2つのCPUコア、2 GBメモリー、無料SSL、WAF、集団免疫による高性能ファイアウォール |
|---|---|
| バックアップの頻度 | 週次(7世代) |
| 返金保証 | 45日間 |
| 最安プランの料金 | $1.49 |
6. InterServer: プラン1つでストレージもサイト数も無制限

InterServerはストレージ容量と帯域が無制限なので、サイトをいくつでもホスティングできます(ただし、利用規約を守る必要があります)。ファイルサーバー、メディアライブラリ、データベースを活用したサイトなど、ストレージがたくさん必要なアプリケーションを使うなら、とてもおすすめです。OSにはCloudLinux、LiteSpeedとcPanelを採用したサーバースタックで、安定したLinuxレンタルサーバー環境を実現しています。
共用Linuxレンタルサーバープランと割安なVPSプランから、適切なプランを選ぶと小さく始めながら拡張性も確保できます。VPSプランでは、CentOS、Ubuntu、Debianに加えて、様々なLinuxディストリビューションが選べます。root権限もありますので、設定をカスタマイズしたり、必要なモジュールをインストールしたり、開発ツールを使うこともできます。
難点としては、InterServerのサーバーは米国に設置されているので、利用者が米国以外の場合だと、レイテンシーが高くなるという点が挙げられます。それでも、CloudflareのCDNが無料で使え、世界中のエッジサーバーからコンテンツを配信できるので、レイテンシーの不利も緩和されます。対象とするサービス利用者に近いデータセンター(ニュージャージーもしくはロサンゼルス)を選び、限界までパフォーマンスを引き出せます。
機能
- 開発者向けツール。InterServerはSSH接続が可能で、Ruby on Rails、Python、node.jsなど、主要な開発フレームワークや言語に対応しています。
- Inter-Proxyキャッシング。独自開発のInter-Proxyキャッシングは、 あらゆるレベルでコンテンツの高速配信を実現するよう設計されています。SSDキャッシングやLSCacheなどが、Cloudflare CDNと同時に利用できます。
- 無料で使えるInterShieldセキュリティスイート。どのLinuxプランでも、InterShieldというInterServerが独自に開発したセキュリティツールが利用できます。このツールは、機械学習による検知技術、ウィルススキャン、バーチャルパッチを駆使して、攻撃を防ぎます。
- ハードウェアの自動修復。InterServerのLinux環境では、ハードウェアのコンポーネントが故障した場合、自動的にシステムが稼働しているVPSを別のノードに移動させます。
詳しくは、InterServerのレビューをご覧ください。
| 基本プランで利用できるリソース | ストレージ、メールアカウント、構築できるサイトは無制限、無料移行作業、450個以上のクラウドアプリケーション |
|---|---|
| バックアップの頻度 | 週次 |
| 返金保証 | 30日間 |
| 最安プランの料金 | $2.50 |
この他のおすすめのLinuxレンタルサーバー
7. GreenGeeks

GreenGeeksは、Secure vFSと呼ばれるコンテナー型の仮想技術を採用し、CPU、RAM、ストレージをアカウントごとに分離しています。Linuxはアカウント別に専用の仮想ファイルシステムとリソースで動作し、アカウントレベルでの分離を実現しています。マルウェアの検出にはカーネルレベルでリアルタイムにファイルの変更を監視し、DDoS対策にはファイアウォールが事前に脅威に対処することで、新たな防御層を実現しています。
パフォーマンスでも優れていて、LiteSpeed、LSCache、HTTP/3、そしてデータベースには高速なMySQL/MariaDBを採用し、、SSHアクセス(事前に申請が必要)、Git、WP-CLI、Drushも使えます。難点はバックアップで、cPanelは10 GBの制限があり、またVPSではデフォルトでバックアップ対象を自動で指定できません。けれども、WHMで定期バックアップは有効にできるので、サーバー環境の保護ができないわけではありません。アプリケーションレベルでの管理にはSoftaculousが使えますので、サポートされているアプリケーションの自動バックアップが可能です。
8. InMotion Hosting

ここで紹介するLinuレンタルサーバーの中では、InMotion Hostingの返金保証期間が最長になっています。返金保証期間は、共用ホスティングプランとWordPressプランだと90日間で、VPSの月払いプランだと30日間です。処理、スクリプト、トラフィックなどのテストを事前に時間をかけて検証できます。このサービスを支えているのは、NGINX、Apache、PHP-FPMを採用したUltraStackで、高速で安定したアプリケーション環境を実現しています。
またどのプランでも、読み書きが高速なNVMe SSDストレージが使え、Linuxのワークフローに便利なSSH、Git、WP-CLIなどが使えます。データセンターはロサンジェルス、バージニア、そしてアムステルダムにあり、シンガポールにも設置が決まっていますので、対象とするサービス利用者に応じて選べます。残念ながら、バックアップは有料のBackup Managerが必要になってしまいますが、有効にするとオフサイトバックアップが自動化され、1クリックでリストアできるようになります。
あなたにピッタリのLinuxレンタルサーバーは?
速度、使えるツールやスケーラビリティの側面から、レンタルサーバー会社をご紹介してきました。最後に、時間やコストを無駄にしなくて済むように、ユースケースに応じたおすすめのレンタルサーバーを解説します。
速度とコストを重視で、開発者向けツールが充実しているLinuxレンタルサーバーならHostingerがおすすめです。LiteSpeedとNVMeのパフォーマンス、どのプランにもSSHとWP-CLIアクセスでき、Gitと連携できるhPanel、Businessプランにはステージング機能があり、サイト移行は何度でも無料ですので、速度とコストパフォーマンスを重視するサイトにはぴったりです。
バックアップとVPSへの格安なアップグレードパスが必要であれば、IONOSを検討してみるといいでしょう。予算が限られている場合にIONOSをおすすめする理由は、ウェブサイトを複数のデータセンターに展開できて、共用プランでSSHとWP-CLIが使え、サイトの拡大が必要になったときには、NVMeのストレージ、root権限、ディストリビューションも選べるVPSがあるからです。
細かいカスタマイズと段階的なスケーラビリティや、時間制の従量課金が必要なら、Kamateraがおすすめです。課金は秒単位ですし、完全なroot権限、選べるディストリビューションの幅も広く(Ubuntu、Debian、AlmaLinux、Rocky)、リージョンの選択肢もグローバルですので、開発やテスト、CI、プロダクション環境での突発的な負荷の上昇などにも対応できます。
| 注目の機能 | バックアップの頻度 | ベーシックプランのメール | 日本語に対応した独自開発のコントロールパネル | 日本語でのサポート | 最安プランの料金 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Hostinger | 無料、サイト移行は何度でも無料 | 週次(Businessプラン以上にはオンデマンドバックアップあり) | 1サイトあたり2つ | ✔ | ✔ | $2.49 | |
| IONOS | 複数のリージョンで冗長性のあるLinuxレンタルサーバー | 日次 | 1つ(容量 2 GB) | ✘ | ✘ | $1.00 | |
| Kamatera | 秒単位の課金と約15,500円相当のお試しクレジットあり | 日次(世代数を14に増やす有料オプションあり) | ✘ | ✘ | ✘ | $4.00 | |
| SiteGround | NGINXの動的コンテンツキャッシュとUltrafast PHP | 日次(共用プランでは30世代まで) | 無制限のアカウント | ✘ | ✘ | $1.99 | |
| HostArmada | 少ない収容ユーザ数で高速で安定した性能 | 日次(7から21世代、プランによって異なる) | 無制限のアカウント | ✘ | ✘ | $1.49 | |
| InterServer | 1プランでストレージとウェブサイト数が無制限 | 週次(JetBackupで手動リストア) | 無制限のアカウント | ✘ | ✘ | $2.50 |
















