おすすめのメールサーバー│安くて高性能・高スペック! 2024年

「メールサーバーが必要だけど、種類が多くてどれを選べば良いのか分からない…」

「アカウント数や容量などの制約が厳しいものばかり…」

メールサーバー選びは大変です。

初期費用が安くても、「無料で利用できるはずのサービスが有料だった」などという落とし穴もあります。例えば、迷惑メールの基本的なフィルタリング機能は無料で使えるべきです。

この記事では、メールサーバーを詳しく調査し、おすすめのサービスを厳選しました。評価では、セキュリティ、価格、使いやすさを優先しています。

おすすめの法人向けメールサーバーの評価項目

今回の調査では以下の項目でメールサーバーを評価しました。

• メールのセキュリティ対策
  メールでビジネスの情報を送信することが多いため、悪質な攻撃のターゲットになりやすいものです。攻撃、迷惑メール、ウイルスなどの高度なセキュリティ対策機能は欠かせません。
• 使いやすさ
  メールアドレスの作成・管理は簡単であるべきです。スマホやタブレットでメールをやり取りすることも多いですから、モバイル対応のメールソフトと連携できるのが望ましいでしょう。
• 価格
  経費で落とすからと言って高価格なのは嫌ですね。この記事ではコストパフォーマンスが高いサービスだけを厳選しています。
• 送信者の評判
  アカウントが1つでも悪質と認識されてしまうと、その共用IPアドレスから送信されたメールはすべてブラックリスティングされてしまいます。送信者の評判がよいメールサーバーを探しました。
• アカウント数と受信箱の容量
  アドレス数と容量は多ければ多いほど良いと言えます。新しいメールアドレスを作成するたびに料金を払うのは理想的ではありません。

メールサーバーを選んだら、メールアカウントの作成方法をご覧ください。ステップバイステップ形式で分かりやすくご説明しています。

1.  InterServer：アカウントと容量が無制限のメールサーバー

InterServerはリソースが無制限で使いやすいので第1位に輝きました。ネット通信があり、ウェブブラウザを利用できる環境であれば、パソコンやモバイルなどどんな端末でも受信箱にアクセスできます。

さらに、Apple Mail、Thunderbird、Outlook、Gmail、Hordeなど、お好きなメールソフトを設定できます。こうすることで、アカウントを切り替えなくても複数のメールアカウントを一括で管理できます。

InterServerのメールサーバーではカスタマーサポートが導入を支援してくれます。すでにドメイン名が用意されていたり、ほかのメールサーバーから乗り換えたりする場合に特に便利です。

InterServerはメールサーバーだけでなく共用レンタルサーバーも充実しているのも魅力的です。本格的なサイトを作って存在をアピールしましょう。

InterServerの欠点は、ドメイン名を別に購入しなければならないことです。InterServerについて詳しくは完全レビューをご覧ください。

特長：

• 匿名のメールアドレス
  個人情報を入力しなくても安全なメールアカウントを作成できます。メールを追跡できるIPアドレスは記録されません。
• 高度な迷惑メールフィルタ
  InterServerのファイアウォールは、メールに不審なコンテンツが含まれていないか常時チェックしています。アルゴリズムが外部のデータベースを参照し、IPアドレスやドメインの評判などを確認し、迷惑メールを識別します。
• 無料で乗り換えを支援
  メールサーバーの移行は手間がかかりますが、InterServerなら簡単です。現在のドメインの登録先を教えるだけで、無料で乗り換えを支援してくれます。

2.  Hostinger：最も手頃な価格のメールサーバー

Hostingerの法人向けメールサーバーは低コストで役立つ機能が満載！Flockというパワフルなメールツールを採用しているため、カレンダーのスケジューリングやビデオ通話など、メールでコミュニケーションをとるのに役立つアプリが利用できます。

検索機能を使えば、本文や送信者・受信者でメールを検索できます。スレッド、ビデオ通話サービスとの連携、既読サインの表示なども可能です。

Hostingerはメールサーバーだけ利用できる数少ないサービスの1つです。サイトが必要なくても独自ドメインのメールアドレスを作成できます。なお、Hostingerの共用レンタルサーバーも低価格で利用でき、ほとんどのプランでメールアカウント数が無制限です。

「大容量のプランが欲しい！」「Googleのアプリを頻繁に利用する！」そんな場合、Google MailプランならG SuiteをHostingerのダッシュボードに設定できるのが便利です。ただし、Flick、Outlook、Gmailしか利用できないため、ほかのウェブメールを使いたい場合は手動で設定する必要があります。

Hostingerについて詳しくは完全レビューをご覧ください。 特長：

• 高度な連携が可能
  HostingerのTitanというメールソフトではプレミアム機能が利用できます。ミーティングリンクに対応しているのでワンクリックでビデオ通話を始めたり、AsanaやGoogle Driveなどの仕事効率化アプリとメールを連携したりすることも可能です。
• ウイルスや迷惑メールの対策
  Hostingerのメールアカウントには迷惑メールのフィルタリング機能とウイルス対策があります。悪質な送信先からのメールが受信箱に到達しないように対策できます。
• カレンダーの管理
  カレンダー機能が搭載されているため、プロジェクトの目標を確認したり、都合が良い時間にスレッドを再表示するリマインダーを設定したりできます。

3.  A2 Hosting：自動返信機能付きメールサーバー

メールサーバーは提供していませんが、A2 Hostingのレンタルサーバープランならメールアドレスを作成できます。残念ながら、InterServerと同様、無料でドメイン名を取得することはできません。

忙しくて返信できないことが多い場合、A2 Hostingの自動返信機能が役立ちます。自動返信メールをカスタマイズできますから、いつ返信できるか、ほかに連絡する方法はあるかなどを知らせられます。

IMAPまたはPOP3でメールを処理するようにサーバーを設定できますが、IMAPがベストチョイスです。POP3だと、メールをダウンロードした時にサーバーから削除されてしまう可能性が高いからです。さらに、POP3は複数の接続に対応していませんから、2人以上が同じメールアカウントを使用しなければならない時にトラブルの原因になります。

特長：

• SpamAssassinとBarracudaで迷惑メールをフィルタリング
  A2 HostingではApacheのSpamAssassinが利用できますが、別途でBarracudaの高度な迷惑メールフィルタも購入できます。迷惑メール、フィッシング詐欺、マルウェア、DDoS攻撃などからビジネスを守るプレミアムサービスです。
• メールソフトなどをワンクリックでインストール
  ダッシュボードからメールソフトやメールマガジン・メーリングリストの購読マネージャーをインストールできるため、マーケティングキャンペーンの管理に役立ちます。
• ホワイトリストのフィルタリング
  BoxTrapperでホワイトリストを設定できます。ホワイトリストに登録されていない連絡先からのメールは、簡単な認証を行わなければ受信箱に到達しません。迷惑メールやフィッシングメールの削減に役立ちます。

A2 Hostingについて詳しくは完全レビューをご覧ください。

4. SiteGround：メールサーバーが使いやすく、コントロールパネル付き

SiteGroundも共用レンタルサーバーでメールが利用できます。上位サービスよりは高価格ですが、SiteGroundのメールホスティングはSite Toolsという独自のコントロールパネルが利用でき、直感的に使いやすく、モダンなデザインです。

SiteGroundのスタンダードレンタルサーバーでは迷惑メール対策が利用でき、アカウント数と通信量は無制限です。残念ながらディスク容量と受信箱ごとの容量は制限されています。プランによって異なりますが、1つのアカウントにつき容量は2～6GBです。

SiteGroundのプランではコラボレーター機能を利用できます。チームメンバー1人ひとりのためにアカウントを簡単に作成でき、管理者のダッシュボードにそれぞれのログイン情報で連携できます。cPanelとは違い、コラボレーターがメールコミュニケーション全体を見られないのはSite Toolsのメリットの1つでしょう。

特長：

• Spam Experts
  SolarWindsが提供する「Spam Experts」は、業界最大のレンタルサーバー企業が採用している堅固なメールセキュリティソリューションです。このソフトウェアは毎日約250万件のドメインを処理しているため、フィルタリングシステムの精度が高いのが特徴です。
• メールサーバーのガイドが詳しい
  法人向けメールサーバーの使い方が分からない場合もSiteGroundなら安心です。テクニカルガイドがとても充実しているので、新しい受信箱の作成方法、iPhoneやAndroid端末でビジネスメールをセットアップする方法など、疑問をすべて解決できます。
• 到達状況の通知
  SiteGroundでは、送信先がメールを開封したという通知を受け取るようにメールソフトの設定できます。メッセンジャーアプリで既読マークがつくのと似ています。

SiteGroundについて詳しくは完全レビューをご覧ください。

5.  FastComet：モバイル対応のメールサーバー

FastCometの共用レンタルサーバーでもメールアカウントが利用できます。ただし、メールだけの利用は不可能です。機能はSiteGroundとほぼ同じですが、容量は0.5～2GBなのでかなり少ないでしょう。

FastCometだとアカウント数は無制限で、メールのセキュリティ機能も充実しています。SpamExpertsとSpamAssassinのほか、ClamAVのウイルススキャンも活用できます。オープンソースで頻繁にアップデートされており、CiscoのITエキスパートが管理しているものです。

低コストであるだけでなく、FastCometのテクニカルガイドを参照してモバイルでも会社のメールを確認できるように設定できます。パソコン以外でメールに返信することが多い場合に役立ちます。

特長：

• 無料ウイルススキャナ
  ClamAVというウイルス対策エンジンはウイルスのデータベースが比較的充実していて、受信箱に到達する前にマルウェアや既知の脅威をブロックします。
• 迷惑メール対策
  FastCometはSpam ExpertsとSpamAssassinを使ってサーバーから送受信するメールをフィルタリングしています。
• 無料で乗り換えを支援
  ほかのメールサーバーからの乗り換えはFastCometのテクニカルサポートが代行してくれます。データベースとサイトもプランに付帯しているのはとても魅力的です。

FastCometについて詳しくは完全レビューをご覧ください。

あなたにピッタリの法人向けメールサーバーは？

あなたにピッタリのメールサーバーを選ぶには、ニーズをはっきりさせることが大切です。メールやデータベースの移行を支援してくれるサービスもあり、レンタルサーバーもプランに付帯している場合が多いです。ただ、メールサーバーとレンタルサーバーを両方とも利用するならそれなりのコストがかかります。

InterServerが第1位のメールサーバーに輝いたのは、メールサーバープランのサービス内容が充実しているからです。このサービスはメールアカウント数とストレージが無制限で、優秀なセキュリティ機能もあり、匿名でメールサーバーを利用できます。

Hostingerは低コストのメールサーバーとしておすすめで、メールサーバーだけを利用できる数少ないプロバイダです。InterServerと同様に、共用レンタルサーバープランでも多数のメールアカウントを作成できます。1年以上のレンタルサーバープランを選べば無料ドメインも取得できます。

メールアカウントを作成したい場合はhPanel、cPanel、Pleskでメールを設定する方法をご覧ください。

この記事でご紹介したメールサーバーの注目ポイントを表にまとめました。

よくある質問

おすすめの法人向けメールサーバーは？

この記事でご紹介したメールサーバーならどれを選んでも満足していただけると思いますが、あなたの会社に最適なサービスを選ぶ際はニーズを検討するのが大切です。

例えば、InterServerは法人向けメールサーバーとして総合トップのサービスです。全職員のためにメールアカウントを作成でき、添付ファイルで受信箱がいっぱいになることもありません。

コストを抑えたい場合はHostingerをご検討ください。レンタルサーバーなしで手頃な価格のメールサーバーが利用できるのでサイトを作成する必要がない場合におすすめです。Hostingerならビデオ通話を行ったり、GmailやAsanaなどのアプリをメールに連携したりできます。

プロとしてメールはとても大切なツールですから、レンタルサーバーの一環としてメールを利用できるサービスが多く見られます。メールが利用できるレンタルサーバーを比較したい場合はおすすめのレンタルサーバーランキングをご覧ください。

メールサーバーとは？

メールサーバーとは、すべてのメールを1つのレンタルサーバーに保管しておくサービスのことです。

無料メールサービスも利用できますが、法人向けメールサーバーを使うと以下のようなメリットがあります。

• メールアドレスに独自ドメインを使用できる（例：[email protected]）
• セキュリティ対策を強化できる
• ニーズに合わせてメールをカスタマイズできる
• ほかのアプリや仕事効率化ツールをメールソフトと連携できる
• カスタマーサポートを利用できる

ただし、利用できる機能や利便性はメールサーバーのプロバイダによって違います。加入前にサービス内容を念入りに確認しましょう。

メールのドメインとは？

ドメインとは、メールアドレスの@マーク以降の部分です。無料メールプロバイダだと、プロバイダのドメインがメールアドレスについているため（例：[email protected]）、アマチュアという印象になってしまいます。

メールアドレスに独自ドメインを使用したい場合は、ドメインレジストラー（Hostinger、SiteGround、InMotion Hostingなど）でドメイン名を取得し、メールサーバーに申し込みましょう。

ドメインは公共財産なので、毎年料金を支払って更新しなければなりません。厳密にはドメインを「取得」するのではなく「レンタル」しているのです。ドメインを更新しなければ使用権が失われ、だれでもそのドメインを購入できるようになります。他人がそのドメインを購入したらカスタムメールアドレスは使用できなくなります。

ビジネス用のメールアドレスを作成する方法は？

メールサーバーを使用しているのであれば、レンタルサーバーのダッシュボードからビジネス用メールアドレスを作成できます。一般的に、この作業は簡単です。例えばHostingerの場合、ダッシュボードを開くとメール（Emails）の欄にメールアカウント（Email Accounts）があります。それをクリックして必要な情報を入力し、新しいアカウントを作成（Create New Account）をクリックします。本当に簡単です！

追加機能を使ったり、モバイルで受信箱にアクセスしたりするには、Thunderbird、Horde、Roundcubeなどの無料メールソフトをご利用ください。

詳しくはcPanel、Plesk、hPanelを使ってビジネスメールを作成する方法をご覧ください。ステップバイステップ形式で分かりやすくご説明しています。