eコマースを始めるとき、考えなければならないことは山積みです。特に、ホームページはオンラインビジネスの成功に重要な役割を果たします。新しくECサイトを作るケースが多いと思いますが、既存のサイトを刷新する場合もあるでしょう。
では、ECサイトのテンプレートを選ぶとき、何に注目すれば良いのでしょうか?
WordPressには、膨大な数のテーマやサイトテンプレートが用意されていますから、1つだけ選ぶのは大変です。テンプレート選びのコツは、デザインが魅力的か、サイトの管理者と訪問者にとって使いやすいか、機能性は十分かを検討することです。
数週間にわたる今回の徹底調査では、WordPressテーマだけでなく、人気のサイトビルダーが提供しているテンプレートを対象に、デザイン、使いやすさ、機能性を評価しました。その結果をもとに、ECサイト向けWordPressテーマを3つ、おすすめのサイトビルダーが提供しているテンプレートを7つ厳選しました。
早速見ていきましょう!
Flatsome:編集の自由度が高く、さまざまなニーズに応える多目的テーマ

ThemeForest のFlatsome(フラットサム)を使えば、どんなニッチのECサイトでも作成できます。ファッション、スポーツ用品、インテリアグッズ、グルメ、音楽・動画など、どんなテーマにも対応でき、レスポンシブデザインなので、スマホの小さな画面でもきれいに素早く表示されます。
WooCommerceの機能を活用すると、検索ボックスに入力すると同時に商品が現れるので、お客さんはすぐに欲しいものを見つけられますね。商品のクイックビュー、拡大表示、動画、セールバブルなども追加でき、トップメニューバーに買い物かごの小さなアイコンも表示できます。独自のUXビルダーで作業するので、編集内容がサイトにどのように反映されるか、リアルタイムで見ることもできます。
テーマについてくるFlatsome Studio(フラットサム・スタジオ)も注目ポイントです。数百種類のページレイアウトやセクション(料金表、レビュー、バナー、コールトゥーアクションなど)をワンクリックでサイトに導入できます。
さて、Flatsomeの欠点ですが、初心者は「編集オプションが多すぎる」と感じるかもしれません。しかし、最初の6か月間はデベロッパーがサポートしてくれますし、有料でサポート期間を6か月延長することもできます。
Divi Plant Nursery:商品とサービスを販売したいECサイトに最適

Elegant ThemesのDiviは、テーマであるだけでなく、ドラッグ&ドロップで操作できるサイトビルダーでもあります。さまざまなサイト向けにレイアウトパック(あらかじめ作成されたデモレイアウト)が用意されており、特にPlant Nurseryパックは、商品とサービスの両方を販売したいECサイトにおすすめです。なお、Diviは日本語を含む32か国語に対応しています。
Diviのほかのレイアウトパックと同様に、Plant Nurseryには必須の機能がすべて含まれています。ランディングページのデザインは、訪問者を獲得してコンバージョン率を高めるよう工夫されています。
他のページにも、テキストやきれいな画像、アクションを促すCTA要素、お客さんの声などがうまく配置されており、セールスファネルを最適化できます。
DiviにはWooCommerceのカスタムモジュールが数多く用意されています。ユニークな商品レイアウトを作成でき、WooCommerce要素をサイトに追加して自由に編集できるのです。販売できる商品・サービスの数は無制限で、複数の決済サービスと連携しても追加手数料は発生しません。
Woostroid2:オールインワンで多目的のECサイト向けテーマ

Template Monster からのWoostroid2(ウーストロイド2)は、人気の多目的テーマです。ファッションからグルメまで、あらゆるECサイトに適しています。「スキン」と呼ばれるデザインが60種類以上あり、サイトのデザインと雰囲気を選ぶことができます。
特に、「Art & Gallery」というスキンが気に入りました。ECサイト用テーマとしては珍しく、大きく大胆なテキストヘッダーでブランドメッセージを中心としたデザインです。きれいな画像スライダーはページを下にスクロールすると表示されます。
Woostroid2は 日本語に対応しているElementorドラッグ&ドロップビルダーを使用しています。経営管理に必要な機能だけでなく、スムーズに買い物するために役立つWooCommerce機能がすべて含まれています。便利なウィジェットは80種類以上あり、サイトのページや機能性が一段とアップします。
インテリアショップ:インテリアグッズの販売に最適なデザイン

インテリアショップはWix が提供しているテンプレートです。多機能でナビゲーションしやすく、明るくて生き生きとしたデザインとなっています。インテリアグッズ、絵画、アパレル、子供服、おもちゃなど、さまざまな商品を販売するのに最適です。
テンプレートの特徴として、1つのページにさまざまな要素を盛り込んでいることが挙げられます。画面トップのナビゲーションバーには、検索バー、サイトの全セクションへのリンク、買い物かごのクイックビュー、アカウントのログインボタンが見えますね。
Wixストアでホバー効果を追加できるので、インタラクティブに買い物を楽しめます。また、パララックス効果で奥行き感があるのもきれいでしょう。他にも商品のクイックビュー・詳細ビューの表示、画像の拡大、スクロール可能なスライドショーなど、機能が充実しています。
Wixチャットが搭載されていますから、お客さんは商品について気軽に質問でき、素早く回答すれば購入に繋がりやすくなります。Wixは日本語を含む20か国語以上に対応しています。
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腕時計:スタイリッシュでシンプル。ジュエリーなど高級品に最適

Wix からの腕時計は、シンプルで高級感のあるデザインでしょう。商品画像のスライドショーが大胆ですね。画像は斜めに表示され、ブランドの説明と大きな「Shop Now」ボタンに視線を導きます。思わずCTAボタンをクリックしたくなってしまいます。
製品画像とテキストが引き立つよう、ホームページとショップページは空白が多いシックなデザインです。
Wixストアのバッジツールを使うと、「スタッフのおすすめ」「セール品」「ベストセラー」などのバッジをショップページに表示できるので、購入を促すことができます。
トートバッグストア:商品が際立つオンラインショップに

Wix からの「トートバッグストア」はシンプルでとても魅力的ですが、機能性も重視したECサイト向けテンプレートとなっています。ホームページはショップページでもあり、別のページに移動したり下にスクロールしたりしなくても商品が見られます。
クイックビューや商品ページを表示せずに、アイテムを買い物かごに追加できるのも便利です。また、商品をホバーすると画像が拡大され、クリックすると商品情報や複数の画像を閲覧できます。返品・返金方針のページも用意されています。
Wixストアには、在庫管理、購入・支払いの効率化などに役立つ機能もあります。お客さんはアカウント登録できるので、素早くチェックアウトできます。支払い方法はクレジットカード、PayPal、Apple Payに対応しています。
Holly:洗練されたデザインで多機能。ファッションブランドに最適

SquarespaceのECサイト向けテンプレート「Holly」は、スマートなデザインなので、モダンなファッションサイトにおすすめです。ホームページには迫力ある画像と大胆なテキストヘッダーが表示されます。必要に応じて編集できますから、上のサンプルサイトのように、セールやコレクションの発売などの宣伝にも使えます。
訪問者がサイトを快適に使えるように、Squarespace Commerceには多数のツールが用意されています。おすすめなのは、関連商品を提案するツールと、「在庫わずか」などを表示するラベルツールです。売り上げアップに役立ちますね。また、欲しいものリスト(Wishlist)を作成でき、在庫切れ商品を入荷したときに自動で通知することもできます。
オンラインショップを公開する前に、通貨を設定し、支払いを受けられるようにStripeやPayPalと連携しましょう。また、SquarespaceのiOSアプリでは、Squareを使って店頭販売したり、Afterpay(アフターペイ・無利息で分割払いできるサービス)を有効化したりできます。配達オプションと送り状印刷サービスを選んだら完了です。
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Jotterpress:芸術的でカッコいい!メディアショップにおすすめ

Squarespace Commerce のJotterpress(ジョッタープレス)は魅力が満載です。ネットショップを管理しやすく、お客さんは欲しいものが見つけやすいようにデザインされています。本や雑誌(デジタル版・印刷版)の販売に役立ちますが、レコードや流行りのアイテム、ゲームアイテムなどにもおすすめです。
ホームページの商品画像スライドショーが、訪問者の興味をそそります。上のスクリーンショットのように、最新リリースやベストセラー、スタッフのおすすめ、注目アイテムなどを紹介することもできます。サイトを進んで行くと、本を開くようなアニメーションやホバー効果が巧みに使われていて、訪問者をどんどん引き込みます。
ショップページでは、商品がカテゴリ(スタッフのおすすめ、本、雑誌、アクセサリー、セール品など)に整理されるので、品数が多くてもお客さんは迷いません。画面左側のナビゲーションリンクで、商品を絞り込みやすくなっています。
Altaloma:美容や健康関連のブランドにおすすめ

温かいアースカラーのAltalomaは、自然派志向の美容グッズやオーガニックコスメなどを販売するECサイトにおすすめです。Squarespace が提供しているこのテンプレートは、大胆なヘッダー、気が利いたテキストセクション、人目を引く画像、CTAを最大限に生かしています。
製品、原材料、丁寧に手作りしていることなど、お客さんにとって重要なポイントはいくつかあると思いますが、ホームページには、このことについて説明するセクションが用意されています。
一番注目したいのは、Aboutページでしょう。ブランドを立ち上げた背景について、あなたらしく説明することで、お客さんと関係を築くことができます。Journalというブログページも、お客さんと信頼関係を構築するのに効果的です。
Toys World:可愛らしく陽気なテンプレートで、キッズストアに最適

おもちゃなど子供向け商品をサイトで売りたい場合、SITE123の「Toys World」がおすすめです。温かみと親近感があるデザインとなっています。SITE123は短時間でECサイトを作成できる使いやすいサイトビルダーで、日本語に対応しています。
楽しいごっこ遊びを連想させるデザインですが、機能性と使いやすさも重視しています。商品画像の下に簡単な説明が表示されるのは珍しいでしょう。クリックしてクイックビューを開かなくても商品について知ることができます。
Toys WorldにはSITE123の関連商品機能があるので、より多くの商品を見てもらい、売り上げアップを図れます。また、画像をズームで拡大したり、クリックして大きな画像を表示したりすることもできます。
SITE123のeコマースアドオンは他社のビルダーほど充実していません(ストアで入手できるアプリの数は少なめです)。しかし、在庫管理、注文状況の確認・フルフィルメント、安全な支払い方法の設定など、ECサイトビルダーに必須のツールが利用できます。
Simple Store Dark:流行りの電化製品にピッタリ

GoDaddyの「Simple Store(Dark)」は、すっきりしたシングルページのテンプレートで、お客さんの興味をそそることができます。分かりやすいデザインで、商品ページはナビゲーションしやすく、素早く買い物ができます。
また、検索や商品の並べ替えができるなど、使いやすいデザインなのもよいでしょう。人気度(デフォルト)、新着順、商品名(アルファベット順・逆順)、価格(昇順・降順)で並べ替えられます。
With GoDaddyストアを使うと、ECサイトを外部のマーケットプレイスやSNSと連携して商品を売ることができます。すべての販売経路が同期されるので、在庫管理も簡単です。
GoDaddy Paymentsは米国限定サービスですが、サイトにPayPalボタンを追加したり、StripeやSquareなどの決済サービスと連携したりできます。GoDaddyでECサイトを作ると月額料金がかかりますが、販売手数料はゼロです。また、GoDaddyのサイトビルダーは日本語に対応しています。
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WordPressテーマとサイトビルダーのテンプレート。おすすめなのは?
WordPressテーマを見ると、デモサイトやページレイアウトが多いものがあり、「どこから始めたらいいか分からない!」と思ってしまいますね。使い方を習得するのもそれなりに時間がかかります。WordPressのページビルダーを使えば、作業がある程度簡単になりますが、使い慣れるまでにはしばらくかかるでしょう。
一方、サイトビルダーは使いやすさが強みです。誰でも簡単にサイトを作成できるよう工夫されています。
サイトビルダーを使えば、プロジェクトにピッタリのデザインで、必要なeコマース機能が搭載されたテンプレートが見つかるはずです。また、料金を支払う前に、テンプレートに画像やテキストを挿入し、サイトをプレビューできます。
「絶対にWordPressを使いたい!」という場合を除き、サイトビルダーのテンプレートを選ぶと良いでしょう。この記事でご紹介したテンプレートは特におすすめです。サイトの作成が圧倒的に簡単になります。
ニーズに合ったECサイト向けテンプレートを探しましょう
ホームページは、お客さんと初めて繋がる場所であり、ブランドアイデンティティを構築し、オンラインショップを成功させる最大のチャンスでもあります。
数多くのテンプレートサイトがあるなか、それぞれのメリットと、オンラインショップの目標をもとに選びましょう。ビジネスのビジョンにマッチするものを選びたいですね。また、本格的にサイトを作り始める前に、テンプレートを試してみましょう。
ブランド力を強化し、お客さんを獲得し、一般的なお客さんをファンにするようなECサイトを構築するには、適切なテンプレートを使うのが近道となります。「大変そう」と思うかもしれませんが、最近は誰でも容易にECサイトを作成できるようになっているのです。
よくある質問
サイトビルダーのテンプレートのうち、オンラインショップに最適なのは?
オンラインショップに最適なテンプレートは、ニーズによって異なります。販売したい商品、ブランドイメージ、必要な機能などをもとに選ぶのが大切です。ですが、このレビューでご紹介したもののように、多目的なECサイト向けテンプレートはいくつかあります。その一例として、Wixの腕時計が挙げられます。ミニマリストなデザインでとても柔軟に編集できますから、あらゆるオンラインショップに応用できるでしょう。
eコマースに最適なWordPressテーマは?
WordPressテーマのうち、ECサイトにおすすめなのは、多目的であることが多いです。「Flatsome」はその一例です。デモが多いので圧倒されてしまうかもしれませんが、オプションや機能をじっくり見ていけば、ニーズに合ったものが見つかるはずです。イチオシなのは、Elegant Themesの「Divi」です。Diviはテーマとドラッグ&ドロップビルダーという2つの役割を果たし、他のWordPressページビルダーより使いやすく、カスタマーサポートも優秀です。メンバーになると、200を超えるレイアウトパックなど、Diviのすべての特長が利用できます。オンラインショップ向けレイアウトパックが多いので、便利です。
ECサイト向けテンプレートを無料で使う方法は?
Wix、SITE123、GoDaddyは無料のECサイト向けテンプレートや無料プランを提供しています。テンプレートを選んで編集し、ビジネスに合ったサイトをデザインできます。ただし、無料プランはできることに限りがあります。サイトのテンプレートは無料で使えますが、商品を売ってお金を受け取るにはeコマースプランへのアップグレードが必要なのです。とは言え、サイトビルダーは割引キャンペーンを定期的に実施していますから、格安でオンラインショップを始められます。詳しくはt 毎日更新されているクーポンページ をご覧ください。
ネットショップの作り方を教えてください?
Wixのようなサイトビルダーを使うと、安く簡単にネットショップを作成できます。在庫管理、注文のフルフィルメント・発送ツール、安全な支払い、SEO・マーケティング機能など、eコマースに役立つ機能が満載です。SSL証明書とホスティングもプランに含まれています。また、Wixエディタは日本語に対応していますから、スムーズにサイトを作成できます。また、Shopifyなど、eコマース専用サービスもあるので、本格的なECサイトを構築できます。無料プランはありませんが、無料体験期間があります。加入する前に、無料プランや体験期間を活用してサービスをお試しください。また、2025年にオンラインショップを作るのにおすすめのサイトビルダーも合わせてご覧ください。




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