Shopifyを使って作成されたECサイト事例12選│2025年

良いアイデアをお探しの方は、本記事で紹介する人気オンラインストアを通してひらめいたり、刺激を受けたりするかもしれません。さあ、Shopifyでeコマースを成功させましょう。

1. Body Glove

サイトはこちら→ https://www.bodyglove.com/

ウェットスーツやボードから日常的なアパレルやサングラスまで、「Body Glove」は商品数の多いECサイトですが、驚くほどユーザーフレンドリーと感じました。ホームページの大きなスライドショーで6種類の商品タイプを紹介しています。各写真が横幅いっぱいに表示され、大きなCTA（コールトゥーアクション）ボタンもあります。

展開可能なナビゲーションメニューと検索ボックスのほか、商品カテゴリページがきちんと整理されているため、ユーザーは欲しいアイテムをすぐに見つけられます。お客さんが商品に集中できるよう、画面上部のナビゲーションメニューには商品ページしかありません。お問い合わせ、SNSへのリンク、ブランドストーリーなど、ほかの重要なページはフッターにまとまっています。

2. Juicy Chemistry

サイトはこちら→ https://juicychemistry.com/

「Juicy Chemistry」は買い物客中心のアプローチをとっているのが特徴です。お客さんの体験を重視することで、購入する確率を高めています。特に注目したいのは、Zoomを通してスキンケアの無料お悩み相談と、「Juicy Assistant」というバーチャルサービスを提供していること。Juicy Assistantでは独自のスキンケアルーティンをデザインできます。

満足したお客さんからの口コミとビフォーアフター写真を載せることで、オーガニックで、動物実験を行っていない、ハンドメイドコスメの良さをアピールしています。

3. Stasher

サイトはこちら→ https://www.stasherbag.com/

「Stasher」のストアでは、再利用できるシリコンバッグやボウルが販売されています。ゴミを減らすことができ、エコであることを強調したECサイトです。明るくおしゃれなサイトで、鮮やかな商品とぴったりマッチしています。

Stasherは、欧米で一躍有名になった片づけコンサルタント、近藤麻理恵さん（こんまりさん）とも提携し、「Stasherバッグを購入することでときめける」ことをアピールしようとしています。有名人にオンラインストアを紹介してもらうのは流石に難しいですが、星評価付きの商品レビュー、友達紹介制度、お客さまの声、ブログなど、さまざまなことをこのECサイトから学べるでしょう。

4. Art of Tea

サイトはこちら→ https://www.artoftea.com/

高級フードやドリンク商品を販売するのであれば、「Art of Tea」のサイトからヒントを得ると良いでしょう。このブランドは訪問者に商品を買ってもらうためにさまざまな工夫を凝らしています。ブログは楽しく参考になりますし、誕生日特典や友達紹介もあります。特に気に入ったのは「Tea Club」です。3、6、12ヶ月のサブスクで、さまざまなお茶を味わいたいお客さんにピッタリです。

また、Art of Teaに倣って、ストアのユニークなストーリーを伝える舞台裏動画をサイトに載せると訪問者との関係を築けます。ほかにも、Instagramフィードをサイトに埋め込み、アフィリエイトマーケティングプログラムを実施することで顧客基盤の拡大を目指しているようです。

5. Christian McBride

サイトはこちら→ https://store.christianmcbride.com

音楽が好きな方は、ジャズミュージシャンであるクリスチャン・マクブライドのストアが気に入ると思います。シンプルでありながらおしゃれなデザインです。例えば、美しいアルバムカバーをサムネイル写真として表示することで、ギャラリーページのようなオンラインショップに仕上がっています。また、ナビゲーションも複雑ではないので、簡単に閲覧して買い物ができます。

訪問者はマクブライドさんのメインサイトで音楽を聴き、Shopリンクをクリックして購入できます。メインサイトとストアの全体的なデザイン、配色、レイアウトは同じなので、まとまりのある印象です。ShopifyはSpotifyと提携しているため、ミュージシャンはストアをSpotifyアカウントとリンクするとより多くの人に発見してもらえます。

6. Vanquish Fitness

サイトはこちら→ https://www.vqfit.com/

ストリートウェアの「Vanquish Fitness」は、売上アップのためにシームレスに買い物ができるよう工夫している洋服ストアの好例です。例えば、商品のサムネイル画像をホバーすると、自分に合ったサイズの在庫があるか確認し、アイテムを買い物かごに入れられます。このようなQuick Addオプションはお客さんにとって非常に便利ですね。また、Shop the lookギャラリーでは、「数回クリックするだけでこんなにおしゃれになれる」というメッセージを暗示しています。

無料のロイヤルティ報酬プログラムも注目ポイントです。また、ドロップダウンメニューから通貨を選べるのも良いですね。米ドル、日本円、ユーロ、英ポンドから選べます。Vanquish Fitnessは英国のブランドですが、全世界に発送するため、EU離脱の影響で買い物を躊躇っているお客さんも安心です。

7. Minecraft

サイトはこちら→ https://shop.minecraft.net/

マインクラフトのストアを紹介することにした理由は、ブランドの主要商品をテーマにしたサイトの好例だからです。マインクラフトはブロックで世界を作り上げるゲームですが、そのブロックがサイトのレイアウトとデザインに反映されています。

ストアのホームページを見ると、アイテムがカラフルなボックスグリッドに整理されています。ホバー効果や自動スクロール画像が買い物客の興味をそそり、クリックを促します。ページの下に進むと、動画がShop Nowボタンのクリックをさらに後押しします。その下にはメルマガ登録フォームがあり、メールアドレスを入力すれば「特別オファー、無料プレゼント、“一生に一度の”割引をゲット」できるそうです。

8. Naked Nutrition

サイトはこちら→ https://nakednutrition.com/

「何気なく商品を見ている人に商品を買ってもらう。」この難関をうまく成し遂げるストアをデザインしたい場合は、「Naked Nutrition」のサイトを参考にしましょう。ファーストビューでさまざまなメディアに取り上げられたことをアピールし、信頼をすばやく獲得していることから、お客さんの信用を大切にしていることがうかがえます。

ページの下に進むと、他社とどのように差をつけているのか詳しく知ることができます。添加物なし、人工着色料や甘味料なし。クリーンな原材料を使っていることが大々的に表示されます。また、健康づくりの目標などについてクイズに答えると、初回購入価格が20%オフになります。

9. American Kennel Club

サイトはこちら→ https://www.akc.org/

ECサイトでの販売を通じて活動費を得たい非営利組織は、American Kennel Club（AKC）のサイトを参考にしましょう。ストアのナビゲーションメニューを見ると、犬のためのアイテムや飼い主向けギフトだけでなく、「犬種で選ぶ」という項目もあり、さまざまな形で商品を整理していることが分かります。

Shopifyの強みの1つは、リンクを埋め込むだけであらゆるサイトにストアを追加できること。AKCの場合、メインサイトとショップをシームレスに行き来できるため、買い物だけでなくペットの悩みをプロに相談したり、「GoodDog Helpline」に電話したり、犬のしつけのウェビナーに登録したりできます。

10. Arduino

サイトはこちら→ https://store.arduino.cc/

IT系ニッチは人気がありますが、ぜひ参考にしたいのは「Arduino」です。学生や新しいクリエイター、熟練の開発者など、世界中の人々に高度な技術を知ってもらうことを目指しています。複雑な商品を販売する場合はこのサイトに倣うと良いでしょう。

Arduinoでは、特徴、ブランド、種類、スキルレベル（初心者、中級者、上級者）など、複数の方法で商品を整理しています。質問がある場合、「Help」ボタンをクリックすると、メールサポートに問い合わせたり、記事やガイドを閲覧したり、コミュニティに質問したりできるため、購入する確率が上がり、ファン獲得にもつながります。

11. MaryRuth Organics

サイトはこちら→ https://www.maryruthorganics.com/

ニッチ市場に足を踏み入れるなら「MaryRuth Organics」のサイトからアイデアを得られるはずです。的を絞ったメッセージを発信し、割引を提供したりお客さんの声を紹介したりすることで、競争の激しい分野で成功を収めているオンラインショップです。アプリもあり、特別割引をゲットしたり外出先で気軽に買い物を楽しんだりできます。

ホームページに直接Aboutセクションを入れることで、起業家のMaryRuthさんは訪問者との関係をすばやく築いています。さらに、ブログに詳しいインタビューを掲載し、訪問者のエンゲージメントを高めています。このインタビューを読むと、彼女の経歴が分かり、ブランドへの想いが心に響くはずです。より多くのお客さんに購入してもらえるよう、このストアはShopifyのマルチチャネルツールを使ってサードパーティマーケットプレイスやソーシャルメディアで販売しています。

12. THE SHOP of MR. JAKE PARKER

サイトはこちら→ https://shop.mrjakeparker.com/

最後の事例となりましたが、イラストレーター兼アーティストのジェイク・パーカーのショップも注目に値します。プリント、アートブック、コミックなどのオリジナルアイテムを気軽に購入できます。ジェイク・パーカーのアーティストストアは全体的にすっきりしたレイアウトです。余白を十分に取り入れているほか、大きなヘッダーと便利なナビゲーションメニューがあります。

コレクターはアートブックの中を見られます。また、アートを拡大することも可能です。サイン済み「ブックプレート」、関連商品、割引バンドル、「今すぐ購入」ボタン、アートのデジタルダウンロードなども販売促進に貢献しているのでしょう。

Shopifyを導入したいオンラインショップとは？

ShopifyなどのECサイト専用ビルダーは、商品数の多いショップに最適ですが、ニッチな商品を販売するスモールビジネスにも向いています。海外進出を目指し、複数の通貨や支払い方法に対応したい場合にもおすすめです。

テンプレート数、デザインの自由度、使いやすさを重視するのであれば、Wixなどのオールインワン型サイトビルダーが良いでしょう（Wixは無料で使えるeコマーステンプレートが130以上あります）。eコマースツールが豊富で、消費税の自動計算や在庫管理などの高度なツールもあります。

最後に、魅力的なテンプレートデザインを探している写真家やアーティスト、ブランドオーナーは、Squarespaceが気に入ると思います。テンプレートの美しさが業界トップクラスで、作品をネット上でアピールし販売したいクリエイティブ系にはSquarespaceが最適です。

エディタの対応言語について、ShopifyとWixはどちらも日本語で利用できます。

【まとめ】Shopifyストアの事例サイトから分かること

販売されている商品は異なりますが、このレビューで紹介したShopifyストアはすべて共通点があります。

お客さんが欲しいものを簡単に見つけられるよう、どのストアも商品をカテゴリやサブカテゴリに整理しています。また、ダイナミックなスライドショーで興味をそそり、高画質の写真で商品を最大限に引き立てています。ほかにも、特別割引やロイヤリティプログラムなどを通してお客さんをリピーターにしようとしています。

最も重要な共通点は、スムーズかつ快適に買い物を楽しんでもらうために工夫を凝らしていることでしょう。

よくある質問

ShopifyはどのようなECサイトに最適ですか？

Shopifyでは、洋服から美容品、電子機器まで、あらゆるものを販売できます。アートや音楽、非営利組織などのマイナーな分野を含め、どんなニッチでもShopifyを利用した成功事例は見つかります。Shopifyは汎用性が高いため、優れた商品があればどの業界でも成功するオンラインショップを構築できるはずです。

ShopifyはECサイトの作成に一番おすすめのビルダーですか？

商品数や予想される売上などによります。例えば、Shopifyは在庫が複雑なストア、スケールしたい小売業者、海外販売したいショップなどに適しています。Shopifyより安いECサイトビルダーはありますが、Shopifyほど高品質でパワフルなeコマースツールが豊富なビルダーはほとんどありません。

Shopifyは値段相応の価値はありますか？

Shopifyのプランは他のオンラインショップビルダーより高額で、決済手数料も考慮しなければなりません。とは言え、Shopifyはeコマース、マーケティング、SEO対策などに役立つ高度なツールがありますから、機能が少ない他社のビルダーと比べるとコストパフォーマンスは高いと言えます。

より手頃なサービスをお探しの方は、2025 年におすすめのウェブサイトビルダーをご覧ください。

Shopifyストアを成功させるには？

どのようなShopifyストアが成功するかという決定的な答えはありませんが、ユニークなアイデアや商品があることが重要です。ほかの種類のサイトと同様、ストアの個性や商品に合ったテーマを選びましょう。見た目も大切ですが、機能性も疎かにしてはいけません。買い物がしづらいと、ほかのサイトに客離れしてしまいます。