ランディングページ(LP)用テンプレートの多くは、「リードを獲得できる!」「売り上げアップが期待できる!」と宣伝していますが、実際に効果的なテンプレートはごく少数です。ランディングページの作成に最適なテンプレートを見極めるのは簡単なことではありません。
なぜでしょうか?見た目がきれいなだけでは優れたランディングページとは言えないからです。ランディングページにはコンバージョン率を上げる機能が必要ですから、販売促進、無料トライアルの提供、イベントのチケット販売など、目標達成に役立つ機能があるテンプレートが成功のカギを握ります。
特に重要な要素として、視線をくぎ付けにするヘッダーやビジュアル要素、商品・サービスのメリットに関する説明文、信用をアピールする社会的証明、リード獲得のためのオプトイン・フォームなどが挙げられます。
ランディングページ用テンプレートを数十種類試したところ、コンバージョンの高いテンプレートが12種類見つかりました。また、プロにLP制作を任せたい場合、専門のウェブデザイナーに安く依頼する方法も大公開します!
Divi Startup:流行りの商品やサービスにおすすめ

Startup(スタートアップ)は、Elegant Themesが提供するドラッグアンドドロップ形式のサイトビルダー「Divi」で使えるレイアウトパックです。新鮮でトレンディーな印象で、テキスト重視のデザインとなっています。幾何学模様や鮮やかな色使い、かわいいイラストで、訪問者の好奇心を刺激します。
新しいクライアントや投資家を引き付けたいベンチャー、アプリ、ハイテク企業などにおすすめです。
ページを下にスクロールすると、機能や特長、製品レビュー、パートナーのロゴなどが表示されます。また、ページには常にCTAボタンが表示されるため、無料トライアルの申し込みやメンバー登録、問い合わせなどを促すことができます。
Divi Business Coach:プロフェッショナルサービスにおすすめ

Business Coach(ビジネス・コーチ)もDiviが提供する、最適化されたランディングページで、訪問者にアピールするための大胆なヘッダーと、戦略的に配置されたCTAボタンが特長です。住所と問い合わせ方法も、ファーストビューにすべて表示されます。
このレイアウトパックは、特長、イベントカレンダー、動画、ソーシャルメディアなど、ビジネスが差を図るために役立つツールが満載です。相談の予約、ワークショップへの申し込み、ニュースレターの購読など、訪問者に行動を促すデザインとなっています。
スクロールで操作できるよう縦に長いランディングページですが、コンバージョン率が上がるように各セクションが工夫されています。
Stockholm (Otto):アプリやデジタルローンチにおすすめ

ThemeForestで入手できるStockholm(ストックホルム)は、WordPressでランディングページを制作する場合におすすめの多目的テンプレートです。商品のプレゼンテーション、専門サービス、映画や書籍、アプリの近日公開発表など、10種類のデモテーマがあります。
特に注目したいのは「Otto」というデモテーマです。ページには、大胆なヘッダーと写真のほかに、アプリのダウンロードを促すAppleストア・Google PlayストアのCTAボタンが2つ表示されます。
下にスクロールすると、目を引くサブヘッダー、テキストのスニペット、画像が登場し、ソフトウェアから得られるメリットが理解できます。Ottoはアプリを想定して作られたランディングページですが、電子書籍やポッドキャストなどのデジタル製品に役立ちます。
LANA:「準備中」のランディングページにおすすめ

LANA(ラナ)は「準備中」や「近日公開」のランディングページにピッタリのテーマで、ThemeForestから入手できます。少し古い印象のデザインですが、大きなカウントダウンタイマーやヘッダー、説明に役立つサブヘッダーのほかに、「詳しく見る」と「登録」という2つのCTAボタンが並べて表示されます。
LANAは、柔軟に編集できるのも便利です。35種類以上のレイアウトと背景スタイル(テキストまたはカウントダウン)から選ぶことができます。単色、スライドショー、動画付きスライドショー、動画グラデーション、色と画像などが用意されています。
コンテンツセクションがありますから、ビジネスの差別化を図り、お客さんが直面する課題についてユニークな解決策を提案できます。ポートフォリオセクションもあるので、デザインプロジェクトの場合は、ビジュアル要素をアップロードして訪問者の興味をそそることができます。
XLand(Egrowit):マーケティング企業やウェブデザイナーにおすすめ

XLand(エックスランド)は、retina対応でレスポンシブデザインのWordPressテーマで、TemplateMonster から入手できます。シングルページサイト向けのテンプレートが13種類あり、結婚式への招待やイベントなど、さまざまなブランドやマーケティングに向いています。
Egrowit(イー・グロー・イット)は魅力の多いテンプレートです。画面幅いっぱいに画像を表示するのではなく、写真コラージュを作ることができ、クリック可能な電話番号やソーシャルメディアボタン、ニュースレターの購読セクションなどもあります。また、「サイトについて無料相談」ができる大きなボタンがいくつか表示されますから、訪問者がクリックする可能性が高いでしょう。
Egrowitテンプレートは、ウェブデザイナーやSEO・マーケティング担当者にピッタリです。製品の特長について、複数のセクションではっきり説明できます。
TrickleUp:電子書籍やデジタル製品におすすめ

電子書籍の発売にピッタリのランディングページ用テンプレートをお探しの方は、TemplateMonster からのTrickleUp(トリックル・アップ)を検討してみてはいかがでしょうか。目標達成に焦点を絞り、すっきりした大胆なデザインとなっています。お客さんを獲得し、購入を促すのに最適でしょう。
このテンプレートなら、どんな人に電子書籍を読んでもらいたいか、製品にどのようなメリットがあるかを明確に説明できます。価格表にはCTAボタンとホバー効果があり、きれいですね。レビューセクションに批評家と読者などからの好意的な評価をアップロードできます。
もちろん、大きく便利なリード獲得フォームもあり、メーリングリストの構築に役立ちます。
アドバイス:WordPressが便利なのは言うまでもありませんが、ウェブサイトビルダーを使ったランディングページ制作もおすすめです。ランディングページ用テンプレートを提供しているほか、編集しやすいので初めてでも簡単です。画像やテキストの追加、ヘッダーの書き換え、その他のデザイン要素の変更など、編集作業が簡単なので、ブランドイメージとマーケティング目標に合ったサイトを構築できます。
何より、プランに加入したりサイトを公開したりする前に、サイトがどのように表示されるかプレビューできるのも便利です。
ウェブサイトビルダーは包括的なサービスなので、便利なSEOツールやマーケティングツールなどを使って効果的なランディングページを作れます。
フレッシュドリンク:動画リリースや新商品の紹介におすすめ

Wixの「フレッシュドリンク」は音楽や動画の新リリース、新製品の紹介などに適したテンプレートです。洗練されたデザインには、レビューやソーシャルメディアへのリンクなど、重要な機能が満載で、訪問者の関心を集めて売り上げにつなげやすい設計となっています。
ページにオンラインショップが搭載されており、返品・交換の方針や送料などのセクションが用意されています。また、リピーター客向けに、購読フォームやアカウント登録フォームもあります。
「Wix Chat」は、サイト訪問者の質問に素早く答えたり、コミュニケーションをとったりするために便利です。よくある質問欄にYouTubeやVimeoの動画を追加できるのがこのテンプレートの最大の魅力だと思います。
ウェビナーランディングページ:明るく魅力的なデザインで、イベントにおすすめ

このホームページは、思わずクリックしたくなるCTAボタンと、全画面表示のユニークな画像で構成されていますね。Wixの「ウェビナーランディングページ」はビジュアル要素の強いイベントやプレゼンテーションに効果的なテンプレートです。
受講申し込みのCTAボタンが目立つよう、シンプルですっきりした設計となっています。下にスクロールすると、イベント詳細や登壇者の経歴・専門分野を紹介するセクションが表示されます。
このテンプレートは、社会的証明に焦点を当てているのが特徴です。満足したお客さんからのコメントを引用したり、プレゼンがどこで紹介されたか掲載できます。また、メールマガジンの購読機能もありますから、訪問者のデータを集めて今後のメールキャンペーンに役立てることができます。
Lusaka:非営利団体や慈善団体におすすめ

SquarespaceのLusaka(ルサカ)は、画像とテキストで訪問者を説得し、CTAボタンも効果的に配置されています。ミッションで人を感動させたい非営利組織に最適です。
Lusakaは戦略的にデザインされています。複数の「もっと見る」ボタンで訪問者の目線を誘導でき、「お客さんの声」でコミュニティへの貢献をアピールできます。
ページ下部には大きなお問い合わせフォームがあります。メールアドレスの獲得だけでなく、寄付者やフォロワーに問い合わせてもらう役割も果たしています。CTAとリード獲得の最終手段なのです。
Zorayda:「近日公開」におすすめの単純明快なテンプレート

SquarespaceのZoraydaは、多機能なシングルページ形式の「近日公開」に役立つテンプレートで、新しいビジネスやショップにおすすめです。左側に画像、右側にヘッダー・サブヘッダーというスプリットレイアウトにより、CTAボタンが引き立っています。
スタイリッシュなこのテンプレートには、メールマガジンの登録や住所などが含まれていて、電話番号をクリックできるため、モバイルでサイトを閲覧する場合に便利です。
Zoraydaなら、購買意欲の高い顧客のメーリングリストを簡単に構築できます。編集パネルにニュースレターブロックを追加し、Squarespaceがメールアドレスをどこに編集するか指定するだけです。Squarespace Email Campaigns、Zapier、Mailchimp、Google Driveから選ぶことができます。
MobileApp:とてもシンプルなアプリ専用テンプレート

SITE123のMobileAppなら成功するはずです。大きなヘッダーが最初に目に留まりますね。アプリの長所を一言で説明したサブヘッダーと「無料ダウンロード」と書かれた鮮やかな黄色のCTAボタンが訪問者を誘い込みます。
セクションがはっきり分かれていますから、訪問者は情報が飲み込みやすいと思います。下にスクロールしていくと、「アプリの仕組み」のセクションが表示されます。アプリやサービスについて、コンパクトかつきれいに紹介できます。
余白を多くとり、中間色のカラーパレットと黄色のアクセントカラーを選ぶことで「もっと見る」ボタンが引き立っているのが最大の注目ポイントでしょう。
WebDev:スモールビジネスやフリーランサーにおすすめ

シンプルでレスポンシブデザインのランディングページで新しいお客さんとつながり、サービスを提供したい場合は、SITE123の「WebDev」というテンプレートがおすすめです。
フォントがすっきりしたデザインで、見出しも分かりやすく、画像が全幅表示となっています。CTAボタンが2つありますから、とても分かりやすい構造のサイトが完成します。ボタンをクリックしたり、実績について調べたり、ポートフォリオを閲覧したり…。サイトに訪問者をどんどん引き込みましょう。
WebDevの「エクスペリエンス・タイムライン」はユニークな機能です。さまざまな活用方法が考えられます。フリーランサーは職歴について、企業は製品開発について、時系列で示すと良いかもしれません。
最後の部分には、クリック可能な電話番号とメールアドレス、大きな問い合わせフォームが表示され、雇用のチャンスを狙えます。CTAボタンは大きな赤色で目立ちますね。
安くプロに依頼する方法
「自分でランディングページを制作する気になれない…」「ニーズに合ったデザインが見つからない!」そんな場合は、プロに依頼するのがおすすめです。Fiverrでは、優秀なフリーランスのウェブデザイナーがサービスを提供していますから、ほんの数日、数時間でカスタムデザインのランディングページが完成します。
例えば、Fiverrで人気急上昇中のTiyam_Foyraz は、商品やアプリ、イベント、ローンチなどさまざまなニーズに合わせて、レスポンシブデザインのLP制作を手掛けています。
申し込み前に無料で相談でき、編集回数も無制限です。

Muhammadtalh851のスタンダードビジネスパッケージでは、モバイルレスポンシブのランディングページをShopify、WordPress、Wix、Unbounceで制作してもらえます。リード獲得フォームや、自動返信などの機能があるランディングページが完成するでしょう。

コンバージョン率の高いランディングページ用テンプレートを選びましょう
まず、目標とターゲットとなる訪問者をはっきりさせることが重要です。リード獲得を狙うのか、製品を売りたいのか、イベントを宣伝したいのか、予告を行いたいのか…。ランディングページで何を達成したいか考えてみましょう。
ランディングページで一番重要なのは、コンバージョン率(CVR)を高めることです。そのため、視覚的にきれいなだけでなく、すっきりしたデザインで、マーケティング目標を達成できるよう、的を絞った分かりやすいコンテンツにする必要があります。大きなCTAボタンがあり、目立つようなテーマを選びましょう。この記事では、以上の項目を満たすテンプレートをご紹介しました。
色やフォントなどのデザイン要素を使えば、訪問者の興味をそそり、行動につなげることができます。一番重要なのは、可能な限りコンテンツを凝縮することです!LPの目標はお客さんを獲得してコンバージョンにつなげることですから、興味を失って離脱しないよう、一文字一文字に工夫を凝らしましょう。
よくある質問
ランディングページ用テンプレートとは?
ランディングページ用テンプレートとは、マーケティング目標を達成するために独立したウェブページ(ランディングページ)のレイアウトをあらかじめ用意したものです。マーケティング目標の例として、リード獲得、販売機会の提供、イベントのチケット販売、新しいビジネスや製品、サービスの発表などが挙げられます。
ランディングページを無料で作成する方法は?
無料でLPを制作する方法はいくつかあります。WixやSITE123などのウェブサイトビルダーは無料のランディングページテンプレートを提供しています(ただし、SITE123は制約があることにご注意ください)。
Elegant ThemesのDiviでメインサイトを作成した場合、レイアウトパックにランディングページが含まれています。Diviは他にも212種類のレイアウトパックがありますが、それぞれにランディングページが用意されています。
Squarespaceでは、既存のサイトにロックダウンページ(バージョン7.1)またはカバーページ(バージョン7.0のみ)をデザインすることで無料ランディングページを作成できます。
おすすめの無料ランディングページ用テンプレートは?
Wix、SITE123、Squarespaceでメインサイトを作成した場合、優れたランディングページ用テンプレートが利用できます。
eコマースなどの機能を追加したい場合、手数料がかかったり有料プランへのアップグレードが必要なサービスもあります。そのような機能をランディングページに追加したい場合、こちらのクーポンをご利用ください。
機能が充実しているだけでなく、Wix、SITE123、Diviは日本語に対応しているのもポイントです。
ランディングページの制作におすすめのサイトビルダーは?
Wixランディングページを制作する場合、は一歩先を進んでいます。魅力的なテンプレートが多く、ランディングページのカテゴリ、デザインやレイアウトの種類も他社より充実しています。
Wixはドラッグアンドドロップ形式でエディタを操作でき、インターフェースも使いやすい設計です。カスタマイズオプションの種類が最多なのも嬉しいですね。Wix App Marketには無料・有料アプリが300種類以上あり、ランディングページに機能や特徴を組み込みたい場合に役立ちます。
他のサービスも検討したい方は、2025年におすすめのランディングページビルダーをご覧ください。




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