Bluehostは人気のあるレンタルサーバー企業で、安いレンタルサーバーを検索したことがある方は名前を目にしたことがあるはずです。しかし人気の理由はサービスの質が良いからではなく、アフィリエイトプログラムがかなり魅力的だからです。Bluehostでは共用、VPS、クラウドのレンタルサーバーなども利用できます。一方、Google Cloud Platformは法人向けのクラウドホスティングです。
今回、2つのウェブホスティングサービスを実際に試し、パフォーマンス、価格、セキュリティ、サポートの観点で評価しました。その結果、Google Cloud Platformが圧勝となり、「人気=高品質」という方程式は必ずしも成り立たないことが分かりました。
Google Cloud Platformの最新割引はこちらでご覧になれます。Bluehostがなぜ負けてしまったのか気になる方は下のBluehostとGoogle Cloud Platformの完全比較をお読みください。
1. プラン・価格
Bluehostは低価格で気軽に試せる
Bluehostは共用レンタルサーバー(eコマース機能付きのWordPress用レンタルサーバー)、クラウドレンタルサーバー、専用サーバーを提供しています。Google Cloud Platformは法人レベルのクラウドサーバーの提供に特化しており、仮想マシン、クラウドストレージ、コンテナも利用できます。また、Google Cloud Platformでは小規模な静的・動的サイトやWordPressもホスティングできます。ただし、Google Cloud PlatformのコストはBluehostの月額料金の約4倍で、かなり高価格です。Bluehostの共用レンタルサーバーの方が安く、3年契約に加入すると一番お得です。クラウドプランだけを比較してみると、Google Cloud Platformの仮想マシンは1時間単位または1か月単位で利用でき、Bluehostより低価格です。
Bluehostは30日返金保証があり、Google Cloud Platformだと300ドル相当のクレジットで1年間トライアルできます。
価格の項目ではBluehostの勝ちでしょう。Google Cloud Platformより低コストで、安心の返金保証もあり、初めてでも気軽に利用できます。
2. 機能
Google Cloud Platformは最先端の技術を採用
Bluehostは共用レンタルサーバー、クラウドサーバー、VPSサーバー、専用サーバーを提供しています。いくつでもサイトをホスティングできるプランが必要なら、Bluehostの共用プランは検討する価値があるでしょう(ベーシックプラン以外がおすすめです)。共用プランの特長として、SSDストレージ、無料ドメイン(1年目のみ)、無料SSL証明書、ワンクリックWordPressインストーラ、無料Weeblyサイトビルダー、Cloudflare CDN(マネージドWordPress付き)、CodeGuard無料バックアップ(有料アドオン)、毎日バックアップ(チョイスプラスプラン・プロプランのみ)などが挙げられます。
一方、Google Cloud Platformは仮想マシン、クラウドストレージ、コンテナを提供しています。インフラは効率を重視して設計されており、ほんの数秒で起動します。Google Cloudの特長は、より高速なローカルSSD、高速インスタンスネットワーキング、クラウドCDN(有料)、自動バックアップ、高速ストレージスループット、毎秒100万件までクエリに対応できるスケーラブルな世界規模の負荷分散などです。
並べて比較してみましょう。
Google Cloud Platformは初心者には向きませんが、デベロッパーや法人向けの機能があるので優勝となりました。
3. パフォーマンス
Google Cloud Platformは稼働率保証、冗長性、待ち時間の短さで勝ち
全世界20か所にデータセンターを立地しているGoogle Cloud Platformは世界中をカバーしていて、パワフルな冗長性、待ち時間の短さ、アプリケーションの可用性が高いことなどが魅力です。
BluehostのマネージドWordPressプランはCloudflare CDNを提供していますが、Google Cloud Platformは有料のクラウドCDNと世界規模の負荷分散を提供しています。
Google Cloud Platformは稼働率を99.99%まで保証しており、停止時間が発生すると10~50%までクレジットという形で補償してくれます。詳しくはGoogle Cloud Platformの完全レビューをご覧ください。
Bluehostには稼働率保証はありませんが、当サイトのパフォーマンス検査で稼働率は平均99.9%でした。しかしデータセンターの場所によってはロード速度がかなり遅いこともあります。パフォーマンス検査の結果はBluehostの完全レビューをご覧ください。
Google Cloud Platformは複数のデータセンターがあり、冗長性、稼働率保証もBluehostより優れています。
4. セキュリティ
セキュリティ対策が万全のGoogle Cloud Platformが圧勝
Bluehostで利用できるのは無料SSL、SiteLock(有料アドオン)、スパムエキスパート(ベーシック共用プラン以外で利用可能)、ドメインプライバシー+保護だけです。一方、Google Cloud Platformは国際的なセキュリティ標準を満たしているため、ビジネスの目標を達成しながら条例や方針に遵守できます。完全にスケーラブルなセキュリティ分析、実証済みのユーザー保護技術、GoogleのChronicleを使った素早いリスク分析、セキュリティアナリティクス、オペレーションなど、包括的なセキュリティ対策があるので安心して利用できます。また、Google Cloud Platformは複数のセキュリティ企業とも提携してさらにセキュリティ対策を強化しています。
この項目ではGoogle Cloud Platformの圧勝です。
5. サポート
Bluehostはサポートが不十分
Bluehostは24時間年中無休のチャット・電話サポートを提供していますが、サポートスタッフは知識が少なく、対応にも時間が掛かります。しかし知識ベースは充実しているので自分で問題解決するには役立つでしょう。

一方、Google Cloud Platformは無料トライアルでもサポートを利用でき、支払に関するサポートも無料です。有料サポートは電話、ウェブ、チャットで対応してくれますが、3つの有料プランはかなり高いと思います。セルフサービスのサポートはデベロッパーコミュニティ、資料、ヘルプセンターがあるので良いでしょう。

コストが高いので初心者は躊躇してしまうかもしれませんが、Bluehostと比べるとGoogle Cloud Platformの方がサポート体制は良いでしょう。
Google Cloud Platformがダントツ
最先端の機能、世界規模のデータセンター、冗長性、多層的なセキュリティ対策、しっかりしたサポートなど、Google Cloud Platformが圧勝となりました。しかし、小規模な個人サイトを始めたり、スモールビジネスのサイトを立ち上げるためのレンタルサーバーが必要な方にはBluehostの方が良いかもしれません。価格や使いやすさを優先するならBluehostが良いでしょう。しかしBluehostもGoogle Cloud Platformもおすすめのレンタルサーバートップ10にはランクインしていません。最優秀のレンタルサーバーはどれか気になる方はおすすめのレンタルサーバーランキング をご覧ください。
比較表
よくある質問
BluehostはGoogle Cloud Platformより優れたサービスですか?
いいえ、この2つのホスティング企業を詳しく比較したところ、Google Cloud Platformの方が良いことが分かりました。性能、特長、セキュリティなどは感心できるほど優れているのでおすすめです。お申し込み前におすすめのレンタルサーバーランキングをご覧ください。
BluehostはWordPress用レンタルサーバーを提供していますか?
はい、WordPressプランはマネージドとアンマネージドの2種類があります。マネージドプランを選ぶと、アナリティクス、高度なセキュリティ対策、ソーシャルメディアのインテグレーションなどを利用できます。Bluehostはニーズに合わない場合はおすすめのマネージドWordPress向けレンタルサーバーをご覧ください。
Google Cloud PlatformではVPSを利用できますか?
いいえ、VPSサービスはありませんが、クラウドで仮想マシンを使用できます。どうしてもVPSが必要ならご心配なく。VPSプロバイダはいくつかあるので、おすすめの安いVPSサービスをご覧ください。手頃な価格で使える確実なVPSをご紹介しています。















